新サービスの準備や会社の決算などで慌ただしく、
また更新が空いてしまいました・・・。ブログの更新を習慣化しないと。
さて、今回は書評ということで
「グーグル ネット覇者の真実」に関しての感想を書きたいと思います。
結構厚い本なので2年ちょっと前に半分ほど読んで、断念したのですが、
今回は偉大な企業からいろいろ学びたいと思い、
未読の部分を読んで、読了しました。
Googleが成長していく過程が時間経過とともに詳しく書かれており、
外からGoogleを注目している人間としては、非常に興味深い内容になっています。
今回読んだ部分は、
Googleが検索エンジンとしてメジャーになった後のお話がメインだったのですが、
その中で気になった部分をまとめたいと思います。
・Googleの成長は創業者だけでなく、優秀なメンバーが支えている
Googleといえばラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの創業者コンビと
長い間CEOを勤めたエリック・シュミットが有名ですが、
GmailやGoogle Map、YouTubeなどは優秀な社員の力によって、
生み出され成長したというのがよくわかりました。
(YouTubeは買収したサービスですが、その買収を推し進めたのも
創業者やトップではなく幹部の一人です。)
Googleといえば採用が厳しく、PhDの取得者が多いということが有名ですが、
やはり優秀であり、会社のビジョンに共感するメンバーが集まっていることが、
Googleの凄さの重要な部分だということを実感しました。
・新サービスにおいてスクラップ・アンド・ビルドを繰り返している
Googleといえば、上記のGmailやGoogle Mapだけでなく、
ChromeやAndroidなど多くの人が利用しているサービスを提供していますが、
その裏で沢山のサービスを提供して、消えていく現状があるようです。
Googleでのサービス起ち上げをしようと思うと、
社内での承認を得るのにも一苦労ですが、
実際にユーザーを獲得して、メジャーなサービスとして残り続けるというのは、
M&Aを積極的に行っている中において、至難の業な感じがしました。
・Googleはこれからもネットの覇者であり続けられるか
この本の最後の章では、ソーシャルメディアサービスの起ち上げに関して、
Facebookとの対比も含めた内容で書かれています。
滞在時間ではすでにFacebookがGoogleを上回っております。
しかも、優秀な人材がGoogleからFacebookへ移ったという経緯もあります。
僕の個人的な意見としては、インターネット上のサービスという点においては、
今後Facebookが覇者になる可能性は十分にあると思います。
しかし、Googleの場合は、Androidやハードウェアでも
成長が十分に見込めるのでは、ないでしょうか。