2014年は週1回以上のペースでこのブログを更新していきたいと思います。
今回は
「グロースハッカー - ライアン・ホリデイ」
を読んだ感想を書いてきたいと思います。
印象に残った内容は下記の3つです。
- まずはPFM(プロダクト・マーケット・フィット)を作る
- 新規獲得よりもユーザーの定着が重要
- グロースハックはウェブサービス以外にも適用可能
PMFとは「サービスと顧客のニーズが完全にシンクロする状態」とのことですが、
イマイチわかりにくいですね。
グロースハッカーの名付け親であるSean Ellis氏によると
「明日からそのプロダクトが使えなくなったらひどくがっかりすると答える人が40%以上いること」
ということでした。(出典)
グロースハックを最初から実施すればいいというわけではなく、
まずは製品を作りこむことが重要なんですね。
そのためには、MVP(Minimum viable product)を早い段階でリリースして、
ユーザーの反響を見ながら、改善やピポットを行っていく必要があります。
◯新規獲得よりもユーザーの定着が重要
今までのマーケティングは、まずは多くの人に知ってもらい、
その内のごくわずかが顧客になるという方法でしたが、
スタートアップ企業にとっては非常に効率が悪い手法です。
そのため、自分たちのサービスの対象となる人たちがいると思われる場所を選定し、
その中で効果的に認知を集め、
その後はそのサービスを離れられなくなるまでプロダクトを改善するというのが
スタートアップ企業にとって重要ということでした。
◯グロースハックはウェブサービス以外にも適用可能
この本の著者は本の出版でグロースハックを実践したということでした。
音楽などのコンテンツや製造の分野でもこの考え方は実践されるようになると著者は言っています。
グロースハックというのはウェブサービス以外でも実践できるというのはかなり意外でした。
グロースハックを行う上で重要になってくるのは、
・早い段階でMVPをリリースすること
・PFM、ユーザーの定着率を数値化する
という部分だと思うのです。
ウェブの業界が長い自分としては、他の分野でグロースハックを実践するのではなく、
ウェブの業界からその他の業界がグロースハックを実践するための支援をするほうが、
強みを発揮できるのではないかと考えています。
本の中ではアメリカの有名スタートアップの実践したグロースハックが
いくつも紹介されていました。ボリュームもそれほど大きくもなく、
Kindleで割安で販売されているので、非常に読みやすい本でした。
グロースハック、グロースハッカーという言葉は2013年から
よく聞くようになった言葉ですが、2014年はさらに認知が高まるのではないでしょうか。
自分としては、そのマーケットに向けて何かできたらと思っていますので、
調査したことを、この場で共有できればと思っています。
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