2013年9月17日火曜日

Oh My Glassesの「メガネ 通販」SEO

今回はECサイトを調査してみたいと思います。

楽天やAmazonなどの大手ECサイトは、
規模が大きすぎるので、
「メガネ」のECサイトに絞って調査したいと考えています。

メガネのEC関連の中で検索数が多い
「メガネ 通販」1位のサイトは下記のサイトです。

Oh My Glasses(オーマイグラスィズ)
http://www.ohmyglasses.jp/

この会社は実店舗を持っていないので、
知らない人も多いかもしれませんが、
「メガネ 通販」で長い間1位を維持しています。

それでは、このサイトがなんで1位を維持しているのかを
調査していきたいと思います。
要素は下記の3つだと考えられます。
・コンテンツボリューム
・外部リンク
・サイト内リンク

今回は一番わかりやすいコンテンツボリュームという部分を
解説していきたいと思います。

◯コンテンツボリューム

競合サイトとくらべて一番強いのは、
この部分ではないでしょうか。
特に下記の部分が、SEOを意識してしっかりと作りこまれています。

・カスタマーレビューページ
URL→https://www.ohmyglasses.jp/reviews


レビュー数が348件ということで、ある程度のレビュー数が集まってますね。
トップページで「メガネ 通販」の上位表示を狙う上では、
非常に効果的なのではないでしょうか。

個別商品へのレビューは少なく、レビューページが一覧のみでしか表示されていないため、
商品個別のレビューを拡大し、レビューページを個別にすることで、
ロングテールでのランクアップも可能だと思います。

・OMG Press
URL→http://www.ohmyglasses.jp/blog/


このページはECとは直接関連していないのですが、
メガネ、サングラス関連のブログという感じですね。
FacebookやTwitterと連携してナチュラルリンクを集めることも考えられており、
1日に何度も更新されていて、コンテンツが豊富です。
しっかりとトップページへの内部リンクも意識されています。

・ブランド、特集などのカテゴリトップ
一例のURL→ http://www.ohmyglasses.jp/brands/oakley

上のURLのようなトップページの1個階層が下のページも
しっかりと作りこまれています。
先ほど解説したレビューや記事もこのページに関連するものが記載されています。

これはトップページの上位表示だけではなく、
下記の複合ワードでのランクアップにも効果的だと思われるのですが、
「オークリー サングラス」や「パソコンメガネ」などのワードでは、
それほどランクインしていませんね。

以上です。
EC分野はリスティングに比べてCPAが低いため、
SEOが非常に重要になってくる分野です。

今後も他の商品を扱うECサイトを調査していきたいと思います!

2013年9月9日月曜日

美容系メディアの比較 No.2(SEO編)

今回は前回からの続きということで、
ホットペッパービューティーがSEOで強い理由を調査したいと思います。

今進めている事業の関係もあって、
ホットペッパービューティーをいろいろ見ていたのですが、
かなりコンテンツが多いですね。



男子の自分はそれほど使わないのですが、女子は使いこなしているのでしょうか。
なんかエリアより下の検索(上画像の赤枠部分)が
「パーマがオススメ」とか「エクステがオススメ」などの主観的な要素で、
検索しづらいのではないかと感じてしまいます。
美容室・ヘアサロン以外のネイルサロンリラクゼーションサロンでもこれは同様ですね。

さて、本題なのですが、ホットペッパービューティーのSEOが強いと思われる
下記の3点を分析していきたいと思います。

・店舗ごとの口コミ
・内部リンク
・ページボリュームとサイト構造

◯店舗ごとの口コミ

東京23区内の美容室を中心に分析したのですが、
掲載している美容室には、口コミ件数安定して掲載されていますね。
多いところでは50件以上の口コミが掲載されています。

口コミは検索エンジンから評価されやすいオリジナルなコンテンツの1つで、
「美容室」などのビッグワードや「渋谷 美容室」などのエリア関連ワードへの
効果だけでなく「(エリア名) 美容室 口コミ」「(店舗名) 口コミ」などでも
軒並み上位にランクインしています。

ではなぜ、口コミがこれほど集まっているからでしょうか。
これは利用した方はご存知かもしれませんが、
ホットペッパー経由で来店すると口コミを書くことがクーポンがプレゼントされる仕組み
を提供しているからだと思われます。
口コミによるクーポンはお店によって発行の有無が違うようなのですが、
クチコミ件数を増やしたいお店はこれを積極的に利用しているようです。

◯内部リンク

内部リンクは検索エンジンからの評価において、
外部リンクの比重が小さくなっている中で非常に重要になっている要素の一つです。
検索エンジンはこれまで、サイト内のコンテンツだけでなく、
外部リンクサイトのアンカーテキストやその周りのテキストを参考にサイトのテーマなどを判断していましたが、
おそらく内部リンクもサイトのテーマを判断する上で重要な要素になっていると思われます。
サロンページの下部にある内部リンク
検索結果ページの下部にある内部リンク
上記のキャプチャのようにフッター近くに沢山のエリアに関連するリンクが張ってありますね。
やはり美容室の関連ワードもエリア系が重要なのでしょう。

ただし、自分の意見として実際のユーザーがあまりこのリンクを使うことは無さそうで、
完全に検索エンジン用という感じです。
美容系サロンのポータルということで、デザインにこだわりがあるのかもしれませんが、
もうすこし自然な形でページ内に内部リンクを設けてもいいのではと思いました。

◯ページボリュームとサイト構造

このあたりはリクルートという大きな企業が運営しているということで、
抜かりなく対策されていますね。
例えば下記のような部分がページボリュームを評価されているのではないでしょうか

お役立ちヘア用語集
・各特集ページ(例→http://beauty.hotpepper.jp/catalog/theme/motegami/)
・美容室ごとのブログページ(例→http://beauty.hotpepper.jp/slnH000035772/blog/?cstt=1)

やはり最近の検索エンジン傾向としてページボリュームが多いサイトが
評価される傾向があります。

また、サイト構造に関しては、
上記のページボリュームと関連するのですが、
エステサロンやネイルサロンのページも含めてすべて
http://beauty.hotpepper.jp/
というドメインの配下として検索エンジンが認識するような構造になっています。

これもページボリュームが多いことを評価する検索エンジンの傾向から、
非常に評価されている要因と考えられますね。


以上でホットペッパービューティーのSEO的分析は終了です。
引続き調査を行なって、公開していきます!

2013年9月6日金曜日

美容系メディアの比較 No.1(SEO編)

今回は、自分の事業と関連するところで
美容系メディアの比較をしていきたいと思います。

まず美容系メディアの中でも
・アットコスメ
・ホットペッパービューティー
・オズモール
など様々なジャンルのメディアがありますが、
今回はホットペッパーなどの美容サロンのポータルサイトを比較したいと思います。

結論からいうと今回のSEOの観点においては、
ホットペッパービューティーがぶっちぎりの感じがあります。
下記が9/5でのランクイン実績です。

美容室 1位
恵比寿 美容室 1位
渋谷 ネイルサロン 1位
大阪 ヘアカット 1位

非常に強いですね・・・・

ランクインしているページも店舗の一覧ページから特集ページまで
様々なページがランクインしています。

ではその要因はどこにあるのでしょうか。
私の分析としては、下記の3つだと思われます。

・店舗ごとの口コミ
・内部リンク
・ページボリュームとサイト構造

詳しくは次回更新します!

2013年9月4日水曜日

クックパッド(COOKPAD)のグロースハック(2)

前回に引続きクックパッドの成功しているフリーミアムモデルに関して、
調査していきます。

「3. プレミアムサービスへの導線設計」

下記の表が有料プランと無料プランの比較なのですが、
使ったことがない人はこれだけだと何がいいのかわかりませんね・・・



私が一番大きく感じたのは、
・検索結果のカスタマイズ
・お気に入りに追加できる件数
・ランキングの表示
の3つのプレミアムサービスだけの機能です。

ヘビーユーザー、特に毎日料理をつくる人になればなるほど、
作りたい料理の人気のレシピを検索したり、
いろんなレシピを保存しておいたり、
人気のレシピを見て、今日の献立を決めたり、
など使いたくなる機能が多いですね。

一般的な機能は無料で使えるが、
より便利に使いたい場合は、有料プランということで、
フリーミアムモデルのサービスを行うにあたり、非常に勉強になります。

実際にクックパッドのプレミアサービスを利用している人に
メリットをお伺いしてみたいものです・・・

2013年9月1日日曜日

クックパッド(COOKPAD)のグロースハック(1)

引っ越しなどがあり、いろいろ立てこんでて1回目の次が空いてしまいましたが、
ちゃんと更新します。
いろいろ気になるサイトはたくさんあるので!

この間、ネット業界の友人と飲みながら話していた時に、
ユーザー課金で成功しているウェブの会社はどこだろうという話になりました。
自分が真っ先に思い立ったのはクックパッドです。


料理をすることが少ない男性でも、
1回は使ったことがあるのではないでしょうか。

私が一番料理をしていた大学1年生のころは
Yahooレシピを使っていた記憶がありますが、
日本でNo.1のレシピサイトであることに異論はないでしょう。

ネット業界において、クックパッドはレシピサイトとしてだけでなく、
ユーザー課金で成功しているサイトとしても有名で、
前期の有価証券報告書によると6割以上が有料会員からの売上です。

今回はなぜそこまで有料会員を集めるのに成功したかを考察したいと思います。
おそらくそれは下記の3点ではないでしょうか。

1. 一番必要な機能はすべて無料で使える
2. 絶妙な金額設定
3. プレミアムサービスへの導線設計

1. 一番必要な機能はすべて無料で使える」
クックパッドユーザーの一番の利用目的は
「レシピを検索する」です。
クックパッドは自分が作りたいレシピの検索はすべて無料でできます。
もちろんGoogle、Yahooなどの検索エンジンで検索しても表示されます。

それによって、クックパッドに興味が無かったり、知らない人も
クックパッドを使うようになります。
まずはユーザーに使ってもらってサービスの価値を理解してもらうことが重要になります。

「2. 絶妙な金額設定」
クックパッドのプレミアムサービスの料金は月294円です。
(iOS経由の場合は350円)
一日単位にすると約10円です。
非常に絶妙な金額ですね。

先日、雨を予測するアメミルというサービスが月95円だったので、
迷いなく契約してしまいました。
個人によって感覚が違うかもしれませんが、
400円未満だと必要となれば、契約してしまいそうな気がします。

また、月額利用料という部分も重要ですね。
来月使うかどうかわからないけど、
とりあえず今月使うから契約してしまいます。

「3. プレミアサービスへの導線設計」
この部分が、一番今後のサービスに活かせる部分です。
なので、しっかりと調べて次回更新します!

ちなみに自分は有料会員ではありません!