2014年3月14日金曜日

Amazon ジェフ・ベゾスの本を読んで

2回続けて本に関する内容になりましたね。
話題になっていたこの本をiPad AirのKindleでやっと読み終わりました。ジェフ・ベゾスの生い立ちからAmazonの成長の軌跡が詳しく書かれていて、まあまあおもしろかった(☆4つ/5段階)。
少し前にイーロン・マスクに関する本を読んだのですが、その本に比べてしっかりと取材をされていて、Amazonの現役から元写真、取引先まで関連する多くの人からエピソードを集めており、ジェフ・ベゾスに対して中立的なポジションで書かれていた。ただ、多少Amazonに対しては肯定的な意見に寄っていた気がします。
内容に関しては、Amazonやジェフ・ベゾスに興味がある人は、ぜひ読んでもらって確認したいのですが、僕がこの本から学んだことを3つ書き出しておきます。
 1.アイデアよりも継続して挑戦することが大事、多くの失敗もしている
Amazonといえばインターネット書店から始まりクラウドサービスのAWSや電子書籍のKindleなど数々の成功を収めていますが、その裏にはA9という検索エンジンプロジェクトの失敗や数々のM&Aの失敗をしています。
人々の記憶には失敗したことの記憶はそれほど残らず、成功部分の記憶が残りますが、ジェフ・ベゾスは数々の挑戦を行いながら、成功確率を高めて成功するものを増やしてきたということがよく理解出来ます。
2.マネジメントする上でキャラクターを演じるということも必要
すごくマジメで優しそうなイメージがあったジェフ・ベゾスですが、実際は急に高笑いをしたり、相手に無理な要求を押し付けるなど、かなりの変態であるということでした。
ジェフ・ベゾスくらい頭のいい人間になると、仕事上の理由で上記のようなキャラを演じているのかもしれませんね。自分もキャラを演じることで仕事をうまく進められる部分もあるのではと思いました。
3.顧客志向を徹底させることの重要性
どんなビジネスをやる上でも顧客があって、その顧客からお金をいただくことで成り立っているというのは常識ですが、顧客のことを常に第一優先で事業を行うというのは非常に難しいことですね。
しかし、Amazonではジェフ・ベゾスが常に顧客志向に関する発言をしておおり、社内では顧客志向を推奨する仕組みが整えられています。自分自身も顧客志向とは何かを考えて、それを徹底すべきだと考えました。

2014年3月7日金曜日

アルゴリズムはどこまで人間の生活を変えるのか・・・

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1ヶ月ほど前ですが、「アルゴリズムが世界を支配する」といいう本を読みました。キッカケはSONYのReader Storeで無料で1000円まで購入できたので、オススメしてたこの本を購入しました。
iPad AirのReaderアプリで読もうと思ったのですが、なんと書籍は対応してませんでした。仕方なくXperia Aのスマホの画面でコツコツ読みました。
あまり期待をせずに読んだのですが、かなり興味深い内容で刺激的でした。内容としては、コンピュータが人間の生活に関わっていて、今後、人工知能の発達によりどのように世界を変えていくかというものです。
詳しい内容はKindleでも購入できるので、実際に呼んでいただきたいのですが、自分が印象に残ったこととその考察を書いていきます。
・金融の世界からアルゴリズムが発展した
インターネットは軍事技術から生まれたという話は有名ですが、コンピュータアルゴリズムが発展したのは、金融業界での裁定取引(アービトラージ)が要因と言っています。そして、それは1960年代半ばから始まり、現在では株取引の7割がコンピュータによる自動売買と言われています。
今や株や為替のような数字の世界はコンピュータに支配されていると言っても過言では無いですね。そして、金融の世界から発展したそのアルゴリズムは医療や教育などのより私達の生活な身近な分野にも浸透してきています。
・優秀なエンジニアは金融危機によりテクノロジー企業に就職するようになった。
この事実は本書を読むまで、まったく気づきませんでした。2008年のアメリカの金融危機によって、投資銀行から解雇されたエンジニアや今まで高い給料を求めて金融系の企業に就職していた学生がシリコンバレーのテクノロジー企業に流れたそうです。加えてFacebookの創業者であるMark Zuckerbergのような成功者の存在もあると言われています。
優秀なエンジニアが集まったことによって、多くの優れたサービスがシリコンバレーで生まれることにつながったということです。
このことから日本においてもスタートアップの創業者や優秀なエンジニアに対して、しっかりとリターンがあるような仕組みにすることで、優れたサービスが生まれることにつながるのではないでしょうか。特にエンジニア(プログラマ)の地位を高めることの優先順位が高いのではと思っています。
・未来は人工知能(AI)の時代
これも自動運転車などで最近話題を集めている技術ですが、この本の中では近いうちに医者や薬剤師、弁護士などの仕事をコンピュータが奪っていくのではと言っています。確かにミスをすることがなく、記憶も無限大で、自ら学習を行うコンピュータに任せたほうが効率がよい仕事はたくさんありそうですね。
そうなると今後必要とされる仕事やスキルは何になるのでしょうか?一番わかり易いのは、そのソフトウェアを作るプログラマではないでしょうか。その場合に重要になるのは子供の時からプログラミングに触れる機会だと思います。言語の一つとしてプログラミング言語に早い段階から触れているというのが非常に重要になると思われます。

2014年3月2日日曜日

エリア関連ワードのSEOは特集ページと検索結果ページのどっちが評価されやすいのか

SEOにおけるロングテールワードといえばエリア掛けあわせワードですね。
エリア掛けあわせワードを対策するにあたって、
「特集ページ」と「検索結果ページ」のどちらが上位表示しやすいのかというのは非常に難しいところです。

ちなみに「特集ページ」と「検索結果ページ」はCHINTAI(http://www.chintai.net/)を例にすると
下記のようなものです。
・「特集ページ」(オリジナルコンテンツを含み、独自に作成されたページ)
ページタイトル 渋谷区の賃貸マンション・アパート:賃貸情報CHINTAI【東京】
URL http://www.chintai.net/tokyo/area/13113/

・「検索結果ページ」(検索結果が並んでいて、動的に表示されるページ)
ページタイトル 東京都渋谷区の賃貸・部屋探し情報:賃貸物件サイト「CHINTAI」
URL http://www.chintai.net/tokyo/search/lst_ct_13113/

その時によってGoogleの評価は変わるのですが、
現在における傾向を代表的なキーワードで調べてみましょう。

◯「渋谷 賃貸」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」2個 (CHINTAI、三井の賃貸)
「検索結果ページ」6個(HOME'S、SUUMO、door賃貸、アットホーム×2、いい部屋ネット)

◯「渋谷 焼き肉」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」2個(Retty、NAVERまとめ)
「検索結果ページ」5個(食べログ×2、ぐるなび×2、ホットペッパー)

◯「渋谷 美容室」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」0個
「検索結果ページ」4個(ホットペッパービューティー×2、クーポンランド、ビューティーナビ)

ざっとこんな感じでした。

これだけを見ると検索結果ページが評価されているようと考えられますが、
特集ページと検索結果ページの両方が10位以内に入っているサイトはあまり無いことから、
特集ページが上位に表示されていない要因としては、
特集ページを作っていないサイトが多いということも考えられます。

特に美容室関連のワードでは特集ページでの上位表示は少なく、
美容ポータルサイトは地域に関連する特集ページを作っていないサイトが多いようです。

より詳細な調査をするためにはキーワード数を増やし、
100位以内の順位まで取得して比較する必要がありますね。

今回の疑問の回答になっているかわかりませんが、
SEO対策という観点においては、検索結果ページのSEO対策だけでなく、
特集ページも対策を行うことで、漏れのない対策になるのではないでしょうか。

詳細な調査をされている方がいたら、情報を頂きたいです(^_^;)