2014年3月7日金曜日

アルゴリズムはどこまで人間の生活を変えるのか・・・

image
1ヶ月ほど前ですが、「アルゴリズムが世界を支配する」といいう本を読みました。キッカケはSONYのReader Storeで無料で1000円まで購入できたので、オススメしてたこの本を購入しました。
iPad AirのReaderアプリで読もうと思ったのですが、なんと書籍は対応してませんでした。仕方なくXperia Aのスマホの画面でコツコツ読みました。
あまり期待をせずに読んだのですが、かなり興味深い内容で刺激的でした。内容としては、コンピュータが人間の生活に関わっていて、今後、人工知能の発達によりどのように世界を変えていくかというものです。
詳しい内容はKindleでも購入できるので、実際に呼んでいただきたいのですが、自分が印象に残ったこととその考察を書いていきます。
・金融の世界からアルゴリズムが発展した
インターネットは軍事技術から生まれたという話は有名ですが、コンピュータアルゴリズムが発展したのは、金融業界での裁定取引(アービトラージ)が要因と言っています。そして、それは1960年代半ばから始まり、現在では株取引の7割がコンピュータによる自動売買と言われています。
今や株や為替のような数字の世界はコンピュータに支配されていると言っても過言では無いですね。そして、金融の世界から発展したそのアルゴリズムは医療や教育などのより私達の生活な身近な分野にも浸透してきています。
・優秀なエンジニアは金融危機によりテクノロジー企業に就職するようになった。
この事実は本書を読むまで、まったく気づきませんでした。2008年のアメリカの金融危機によって、投資銀行から解雇されたエンジニアや今まで高い給料を求めて金融系の企業に就職していた学生がシリコンバレーのテクノロジー企業に流れたそうです。加えてFacebookの創業者であるMark Zuckerbergのような成功者の存在もあると言われています。
優秀なエンジニアが集まったことによって、多くの優れたサービスがシリコンバレーで生まれることにつながったということです。
このことから日本においてもスタートアップの創業者や優秀なエンジニアに対して、しっかりとリターンがあるような仕組みにすることで、優れたサービスが生まれることにつながるのではないでしょうか。特にエンジニア(プログラマ)の地位を高めることの優先順位が高いのではと思っています。
・未来は人工知能(AI)の時代
これも自動運転車などで最近話題を集めている技術ですが、この本の中では近いうちに医者や薬剤師、弁護士などの仕事をコンピュータが奪っていくのではと言っています。確かにミスをすることがなく、記憶も無限大で、自ら学習を行うコンピュータに任せたほうが効率がよい仕事はたくさんありそうですね。
そうなると今後必要とされる仕事やスキルは何になるのでしょうか?一番わかり易いのは、そのソフトウェアを作るプログラマではないでしょうか。その場合に重要になるのは子供の時からプログラミングに触れる機会だと思います。言語の一つとしてプログラミング言語に早い段階から触れているというのが非常に重要になると思われます。

0 件のコメント:

コメントを投稿