2014年9月21日日曜日

スマートフォンサービスにおける習慣化の重要性

習慣化というのは恐ろしくもあり、有効活用できれば非常に便利な人間の習性です。

とりあえず寝る前にお酒を飲むとか、一服するためにタバコを吸うという習慣は
あまりポジティブなものではありませんが、
休みの日にジムに行ったり、朝のランニングをしたり、
あった人の良いところを必ず見つけるなどは習慣化できると、
より人生を良いものにするのに活かせそうですね。

この習慣化というのはスマートフォンサービスを継続的に使ってもらうためにも、
活用すべき要素ですね。

今までのPCをベースにしたウェブサービスは起動の時間がかかることや
利用できる場所が限られていることから、
スマートフォンに比べると習慣化がされづらいのではないでしょうか。

自分自身が習慣化されているPCベースのウェブサービスは
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアやYahooニュースなどの
ニュースサイトくらいです。

どちらかというと食べログでレストランを探したり、Google検索で調べ物をするなど、
目的があって利用することが多い印象があります。

しかし、スマートフォンやウェアラブルデバイスのサービスに関しては、
手元にあり、すぐ起動ができるために習慣化されやすいようです。

上記のソーシャルメディアやニュース以外にも天気予報やゲーム、
Instagramなどの写真や動画をベースとしたメディアを
ほぼ毎日利用する人が多いのではないでしょうか。

そうなると自分がスマートフォンサービスを提供するときも
利用者に習慣として使ってもらえる仕組みづくりが重要になります。

例えば、下記のような仕組みがあるのではないでしょうか。

・毎日使うとポイントが貯まるなどのメリットがある(ゲームやマッチングサイトでよく見ますね。)
・毎日使わないと今までの蓄積が無駄になってしまうなどのデメリットがある(ゲームや学習系のサービスであるのではないでしょうか。)
・なんとなく空いた時間に見たくなる(ソーシャルメディアやニュース系サービス)
・毎日見ないと不安になる(ソーシャルメディアや健康系のサービスなど)

ふと思うと今まで習慣化の仕組みをうまく利用していたのは
旧来からあるメディアですよね。
続けてみないと内容についていけなくなるドラマや毎週発売される週刊誌、
毎朝の通勤時に読む新聞などです。

今後、上記の旧来のメディアがインターネットやモバイルに
リプレイスされる中で習慣化というのが重要な要素になるのではないでしょうか。

2014年9月10日水曜日

スタートアップにおけるモチベーションコントロールの重要性

会社のメンバーとしての働き方と自分で起ちあげたスタートアップの働き方で
大きく変わる部分の1つとして、モチベーションコントロールがあるのではないでしょうか。

自分は、新卒から約4年半ベンチャー企業で働いてたのですが、
会社で働くモチベーションとしては、下記のようなものがありました。
・自分が独立してスタートアップを起ち上げる時のために力をつけたい
・会社に貢献するために目標数字を達成したい
・良い業績を達成して、給料を上げたい。
・同期や先輩・後輩に負けたくない
・上司に怒られたくない

だいたいこのあたりでしょうか。
では、自分でスタートアップを起ちあげた場合に
上記と同じモチベーションがあるかというと、
ほとんど無いといえるでしょう。

上司もいないですし、同期や先輩もいないわけです。
目標数字や給料も自分で決めることになります。
その辺りがスタートアップのモチベーションコントロールの難しさではないでしょうか。

では、どうすればいいのでしょうか。
1つわかりやすいものは「会社としての目標を達成する」
ということだと思います。

昨日のWBSでイーロン・マスクが特集されていたのですが、
番組の出演者の人がイーロン・マスクのすごいところは、
まず「人類を火星に連れて行く」などのように目標を決めて、
そこから逆算して、その目標を実現する手段を考えていることだと言っていました。

確かに会社として達成すべき目標を明確にして、
常に念頭におくことは、自分のモチベーションコントロールだけではなく、
会社のメンバーのマネジメントや顧客の獲得という意味でも重要ですね。

また、僕自身が行っているもう1つのモチベーションコントロールの方法は、
尊敬する人や憧れの人の話を聞いたり、本を読んだりすることで、
成功までの軌跡を確認することです。

この方法はどういう効果があるかというと、
・尊敬する人や憧れの人に自分がなりきることで成功のイメージを持つことができて、自信がつくこと
・その人の良い部分・悪い部分から学ぶことができること
があるのではないでしょうか。

僕自身はスティーブ・ジョブズが学生時代から憧れの人なので、
今日は、英語の勉強も兼ねてスティーブ・ジョブズの映画を英語字幕で見てみました。

Stay hungry, stay foolish.
でがんばります!

2014年9月8日月曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その5

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」に関して、
印象に残った部分を更新していく投稿の最終回です。

◯リンクシェア創業者
・資金調達は必ずしも成功を意味せません。ビジネスを築きあげることが成功なのです。
・(ビジョンについて)何か新しく、価値のあるものを想像し、自分の運命を自分で決めたいという強い思いが無ければなりません。
・絶対的な自身を持ち、周囲の言葉には耳をかさないという態度が取れないと、自分自身を疑うようになりかねません。

◯イーロン・マスク(スペースX創業者)
・起業家にとって最も重要なのは、卓越した製品やサービスを生み出すものに集中すること。そしてそれを達成する唯一の手段は、市場からのフィードバックに学び、常に自分の行動を変え続けることです。
・ほとんどの時間をデザインとその実現のために費やしています。
・短期的な利益を追うのではなく、マーケット全体のことを最終戦に考えよう。

◯ジャクリーン・ノヴォグラッツ(アキュメン・ファンド創業者)
・何を作り出したいのかにフォーカスしましょう。目の前にあるものの長所や可能性、潜在力を見出すのです。
・機能するシステムや、十分な実行力がなければ、アイデアは炎天下の雪のように溶けてなくなってしまいます。

◯ホサイン・ラーマン(Jawbone創業者)
・ある製品、あるいは日常生活を構成する要素を全て書き出して、その中で摩擦が生じているところを発見し、解決策を考えるのです。
・顧客が本当に求めているものに100%集中する
・社員を鼓舞して、失敗を恐れずに挑戦させるようにしなければなりません。創業者の役割で重要なのは、「早く失敗し、船が沈む前に方向を変える」こと
・何に手を出さないか、という決断にも十分な時間を割かなければならない。

◯アデオ・レッシ
(ザ・ファンデッド創業者)
・まずはいくつものアイデアを出して、それを検証して絞り込み、最後にベストなアイデアを1つだけ残しましょう。
・他人に対して「いい人」でいたり、人当たりをよく接したり、丁寧であったりすることの利点を感じません。それは完全に時間の無駄です。
・1つの問題を解決するには、あなたの全てをかねないといけないのです。会社を起ちあげてから最初の1,2年間を乗り越えるには、こうした献身的な姿勢から、何か特別なものが生まれなければなりません。

◯リンダ・ロッテンバーグ
(エンデヴァー・グローバル創業者)
・誰からも「頭おかしいのではないか」と言われることが無かったら、それはまだ大胆な考え方ができていない証拠です。(中略)誰にも相手にされなかったとしても、「自分こそ次のスティーブ・ジョブズになるんだ」と考えなければなりません。

◯ケビン・ライアン
(ギルトグループCEO)
・誰よりも早く取り組む、それが実行の極意です。素早い実行ができるかどうかが、アイデアを選択する際の重要な基準にもなります。
・最も成長が期待できる分野に取り組みましょう。

◯ジェフ・スチュアート
(ミメオ創業者)
・無数のアイデアやイノベーションが組み合わさって、顧客に対する価値を実現しています。
・成功する企業は、市場の一部だけを選んで、それにフォーカスするものです。そうしたフォーカスから外れたチャンスに関与してはいけません。何に「ノー」と言うかを明確にし、選んだ市場セグメントに集中しましょう。
・技術は会社を継続させ、成功させる上で極めて重要な存在なのです。

◯ジェイ・ウォーカー
(プライスライン創業者)
・自分がターゲットとしていない人とも会話するようにしましょう。本当の発見が得られることが多いはずです。
・(スティーブ・ジョブズが成功を収めた理由は)問題に関する明確なビジョンを持っていたからです。
・「私が何者かを決めるのはミスではない。いつでも位置から再出発することができる。次はもっとわかっているだろう。」と言いましょう。勝者とは途中で諦めなかった人々です。

やっと終わりました。「勝者とは途中で諦めなかった人々です。
という言葉で締まりましたね。
実際に印象に残った部分をこうしてまとめておくと自分が見返す時に便利ですね。
今後も気になっった書籍があったら、こちらでまとめていきたいと思います。

2014年9月4日木曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その4

さて、過去3階にわたって更新してきた
「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」に関して、
印象に残った部分を更新していく投稿ですが、そろそろ最後にしたいと思います。

◯ジェフリー・ホランダー(セブンスジェネレーション創業者)
・(採用に関して)社員を人間として育てることが大切
・(採用に関して)熱意があり、チームプレイが出来る人物を見つけるようにしましょう。
・あなたが情熱を傾けることができ、かつ得意とするような領域で自分の役割を見つけるようにしましょう。

◯ベン・ホロヴィッツ(オプスウェア創業者)
・会社を起ち上げる唯一の理由は、そうせずにはいられないという、理不尽な欲求を感じるから。
・顧客のために何を改善するかー彼らのどんな行動を変えようとしているのかという点です。次にその目標を達成する製品をどうやって作るのかを考えます。中心にあるのは製品なのです。
・今市場にあるものより10倍は優れていない限り、新しいものを受け入れようとはしません。
・CEOは自分の時間の大半を割いて、自社のビジネスの理解に努めなければなりません。
・良い企業は、大規模で堅調な市場に参入し、そこで成功する製品を展開します。失敗する企業は、そのどちかかか、あるいは両方が欠けているのです。
・(マーク・ザッカーバーグは)製品に関して大きな決断を下す勇気がある。会社を売却しないという勇気、手っ取り早くマネタイズしないという勇気があり、製品に対して大胆な変更を加えることができます。

◯トニー・シェイ(ザッポスCEO)
・変化を歓迎し、促進する
・たとえ1セントも手に出来なかったとしても、10年は続けられるものでなければなりません。
・特定のビジネスモデルに固執してはいけません。特に新しい業界に参入する場合はそうです。

◯サイラス・マスミ(ゾックドック創業者)
・顧客が抱える最大の悩みを解決しなければならない
・(失敗した理由)自分帯の製品が本当にエンドユーザーの望むものなのかどうか、確認することを怠っていたのです。

◯ジム・マッキャン(1-800 フラワーズ・ドットコム)
・資金の足りたいスタートアップを経営することは、心身共に消耗するものです。それを避けるためには、必要な資金を外から調達するしかありません。
・「卒業生」のネットワークが広がることは会社にとってプラスであると理解しています。
・「成功」とは何かを考えるということは、将来像を描くことに他なりません。

なんと、思ったよりもボリュームがあるので、終わりませんでした。
次回の更新で「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」の投稿を最後にしたいと思います。