2014年1月27日月曜日

オウンドメディアとしてのブログは外部サービスか内部で構築するか

最近、SEO周りでご支援をさせて頂いている企業さんから
「リニューアルをするときに、ブログはCMSなどを利用して内部に組み込むべきか、
アメブロなどの外部サービスを利用するべきか」
というご質問をいただきました。

たしかに、最近はオウンドメディアとしてスタートアップの関係者だけでなく、
多くの企業がブログを運営するようになってますよね。
では、どのような運営方法がベストなのでしょうか。

結論から言うとSEOの観点においては、
下記のように
外部サービス(アメブロ、Tumblr)からスタートして、
自社サイト内のCMS(WordPress、MovalbeType)に移行する
のがよいのではないでしょうか。




↓移行↓


















それぞれのサービスのメリット・デメリットを説明しながら、ご説明していきます。

◯アメブロやTumblrなどの外部サービスのメリット・デメリット・事例

芸能人や個人の方などはアメブロを利用している人がたくさんいますね。
日本ではあまり有名ではありませんがtumblrは世界で1億人以上のユーザーがいます。
(tumblrの説明はこちらにまとまっています)
そのほかには、はてなブログやライブドアブログが有名ですね。

■メリット
・初期登録や設定だけで簡単に作成することができる
(デザインなどに凝らなければ、5分くらいで簡単にブログを始めることができます)

・サービス内からの流入が期待できる
(アメブロ内のランキングやtumblrでのフォローなど流入経路が増えます)

・最初の段階から検索エンジンからの評価が高い
(ドメインの検索エンジンからの評価が高いため、自然検索での流入が見込めます)

■デメリット
デザインのカスタマイズ性が低いため、ユーザーの導線をコントロールしずらい
(最近はかなりデザインのカスタマイズができるようになっており、カラム数や表示する内容をそれぞれに設定できますが、コントロール出来ない部分が多くあるのも事実です)

・掲載内容やサイト内のコンテンツのコントロールができない
(利用規約によって記事の内容が制限されていたり、広告が自動的に挿入されるというものが多いのが現状です)

■事例
リッチメディア社長のブログ
ガンホー・オンライン会長の孫泰蔵さんのブログ

◯WordPressやMovalbeTypeを利用して構築するメリット・デメリット

最近はWordPressが多いという印象です。拡張機能が多いというのがWordPressを使うことが多い理由のようです。
MovableTypeも下記のような記事を作成して頑張っているようです。
Movable Type はオウンドメディア構築に最も最適なプラットフォーム

■メリット
・デザインのカスタマイズ性が高い
(WordPressやMovalbeTypeのようなメジャーなCMSは様々なテーマが提供さており、HTMLやCSSの知識があればそれを元に思い通りのデザインが可能です)

・自社サイトとして運営ができる
(独自ドメインを設定して、導線を設計すれば自社サイトなどとシームレスに接続することができます。)

■デメリット
・初期設定に時間がかかる
(最近はかなり設定が簡単になりましたが、サーバーの知識が必要だったり、PHPやHTMLの知識が無いと使いこなせない部分もあります)

・検索エンジンからの評価が上がるのに時間がかかる
(独自ドメインでゼロからブログを立ち上げた場合にそのブログが検索エンジンから評価され、多くのワードでの流入を獲得するためには時間がかかります。)

■事例
マネーフォワードCEO辻さんのブログ
freeeのオウンドメディア経営ハッカー

◯結論
企業がブログを運営する目的としては、
・見込み客を獲得して最終的には顧客になってもらうこと
・採用などのブランディング
が目的となると思いますが、そのためにはまずは閲覧者を増やすことが必要ですね。

そう考えると、すでに知名度がある企業や代表がブログを始める場合には別ですが、
まずは外部サービスを利用して読者を獲得し、コンテンツを蓄積してから
CMSを利用して、自社サービスとの連携を強化するというのが理想ではないでしょうか。

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