2014年10月10日金曜日

【書評】「グーグル ネット覇者の真実」を読んで

新サービスの準備や会社の決算などで慌ただしく、
また更新が空いてしまいました・・・。ブログの更新を習慣化しないと。

さて、今回は書評ということで
「グーグル ネット覇者の真実」に関しての感想を書きたいと思います。


結構厚い本なので2年ちょっと前に半分ほど読んで、断念したのですが、
今回は偉大な企業からいろいろ学びたいと思い、
未読の部分を読んで、読了しました。

Googleが成長していく過程が時間経過とともに詳しく書かれており、
外からGoogleを注目している人間としては、非常に興味深い内容になっています。

今回読んだ部分は、
Googleが検索エンジンとしてメジャーになった後のお話がメインだったのですが、
その中で気になった部分をまとめたいと思います。

・Googleの成長は創業者だけでなく、優秀なメンバーが支えている

Googleといえばラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの創業者コンビと
長い間CEOを勤めたエリック・シュミットが有名ですが、
GmailやGoogle Map、YouTubeなどは優秀な社員の力によって、
生み出され成長したというのがよくわかりました。
(YouTubeは買収したサービスですが、その買収を推し進めたのも
創業者やトップではなく幹部の一人です。)

Googleといえば採用が厳しく、PhDの取得者が多いということが有名ですが、
やはり優秀であり、会社のビジョンに共感するメンバーが集まっていることが、
Googleの凄さの重要な部分だということを実感しました。

・新サービスにおいてスクラップ・アンド・ビルドを繰り返している

Googleといえば、上記のGmailやGoogle Mapだけでなく、
ChromeやAndroidなど多くの人が利用しているサービスを提供していますが、
その裏で沢山のサービスを提供して、消えていく現状があるようです。

Googleでのサービス起ち上げをしようと思うと、
社内での承認を得るのにも一苦労ですが、
実際にユーザーを獲得して、メジャーなサービスとして残り続けるというのは、
M&Aを積極的に行っている中において、至難の業な感じがしました。

・Googleはこれからもネットの覇者であり続けられるか

この本の最後の章では、ソーシャルメディアサービスの起ち上げに関して、
Facebookとの対比も含めた内容で書かれています。

滞在時間ではすでにFacebookがGoogleを上回っております。
しかも、優秀な人材がGoogleからFacebookへ移ったという経緯もあります。
僕の個人的な意見としては、インターネット上のサービスという点においては、
今後Facebookが覇者になる可能性は十分にあると思います。

しかし、Googleの場合は、Androidやハードウェアでも
成長が十分に見込めるのでは、ないでしょうか。

2014年9月21日日曜日

スマートフォンサービスにおける習慣化の重要性

習慣化というのは恐ろしくもあり、有効活用できれば非常に便利な人間の習性です。

とりあえず寝る前にお酒を飲むとか、一服するためにタバコを吸うという習慣は
あまりポジティブなものではありませんが、
休みの日にジムに行ったり、朝のランニングをしたり、
あった人の良いところを必ず見つけるなどは習慣化できると、
より人生を良いものにするのに活かせそうですね。

この習慣化というのはスマートフォンサービスを継続的に使ってもらうためにも、
活用すべき要素ですね。

今までのPCをベースにしたウェブサービスは起動の時間がかかることや
利用できる場所が限られていることから、
スマートフォンに比べると習慣化がされづらいのではないでしょうか。

自分自身が習慣化されているPCベースのウェブサービスは
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアやYahooニュースなどの
ニュースサイトくらいです。

どちらかというと食べログでレストランを探したり、Google検索で調べ物をするなど、
目的があって利用することが多い印象があります。

しかし、スマートフォンやウェアラブルデバイスのサービスに関しては、
手元にあり、すぐ起動ができるために習慣化されやすいようです。

上記のソーシャルメディアやニュース以外にも天気予報やゲーム、
Instagramなどの写真や動画をベースとしたメディアを
ほぼ毎日利用する人が多いのではないでしょうか。

そうなると自分がスマートフォンサービスを提供するときも
利用者に習慣として使ってもらえる仕組みづくりが重要になります。

例えば、下記のような仕組みがあるのではないでしょうか。

・毎日使うとポイントが貯まるなどのメリットがある(ゲームやマッチングサイトでよく見ますね。)
・毎日使わないと今までの蓄積が無駄になってしまうなどのデメリットがある(ゲームや学習系のサービスであるのではないでしょうか。)
・なんとなく空いた時間に見たくなる(ソーシャルメディアやニュース系サービス)
・毎日見ないと不安になる(ソーシャルメディアや健康系のサービスなど)

ふと思うと今まで習慣化の仕組みをうまく利用していたのは
旧来からあるメディアですよね。
続けてみないと内容についていけなくなるドラマや毎週発売される週刊誌、
毎朝の通勤時に読む新聞などです。

今後、上記の旧来のメディアがインターネットやモバイルに
リプレイスされる中で習慣化というのが重要な要素になるのではないでしょうか。

2014年9月10日水曜日

スタートアップにおけるモチベーションコントロールの重要性

会社のメンバーとしての働き方と自分で起ちあげたスタートアップの働き方で
大きく変わる部分の1つとして、モチベーションコントロールがあるのではないでしょうか。

自分は、新卒から約4年半ベンチャー企業で働いてたのですが、
会社で働くモチベーションとしては、下記のようなものがありました。
・自分が独立してスタートアップを起ち上げる時のために力をつけたい
・会社に貢献するために目標数字を達成したい
・良い業績を達成して、給料を上げたい。
・同期や先輩・後輩に負けたくない
・上司に怒られたくない

だいたいこのあたりでしょうか。
では、自分でスタートアップを起ちあげた場合に
上記と同じモチベーションがあるかというと、
ほとんど無いといえるでしょう。

上司もいないですし、同期や先輩もいないわけです。
目標数字や給料も自分で決めることになります。
その辺りがスタートアップのモチベーションコントロールの難しさではないでしょうか。

では、どうすればいいのでしょうか。
1つわかりやすいものは「会社としての目標を達成する」
ということだと思います。

昨日のWBSでイーロン・マスクが特集されていたのですが、
番組の出演者の人がイーロン・マスクのすごいところは、
まず「人類を火星に連れて行く」などのように目標を決めて、
そこから逆算して、その目標を実現する手段を考えていることだと言っていました。

確かに会社として達成すべき目標を明確にして、
常に念頭におくことは、自分のモチベーションコントロールだけではなく、
会社のメンバーのマネジメントや顧客の獲得という意味でも重要ですね。

また、僕自身が行っているもう1つのモチベーションコントロールの方法は、
尊敬する人や憧れの人の話を聞いたり、本を読んだりすることで、
成功までの軌跡を確認することです。

この方法はどういう効果があるかというと、
・尊敬する人や憧れの人に自分がなりきることで成功のイメージを持つことができて、自信がつくこと
・その人の良い部分・悪い部分から学ぶことができること
があるのではないでしょうか。

僕自身はスティーブ・ジョブズが学生時代から憧れの人なので、
今日は、英語の勉強も兼ねてスティーブ・ジョブズの映画を英語字幕で見てみました。

Stay hungry, stay foolish.
でがんばります!

2014年9月8日月曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その5

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」に関して、
印象に残った部分を更新していく投稿の最終回です。

◯リンクシェア創業者
・資金調達は必ずしも成功を意味せません。ビジネスを築きあげることが成功なのです。
・(ビジョンについて)何か新しく、価値のあるものを想像し、自分の運命を自分で決めたいという強い思いが無ければなりません。
・絶対的な自身を持ち、周囲の言葉には耳をかさないという態度が取れないと、自分自身を疑うようになりかねません。

◯イーロン・マスク(スペースX創業者)
・起業家にとって最も重要なのは、卓越した製品やサービスを生み出すものに集中すること。そしてそれを達成する唯一の手段は、市場からのフィードバックに学び、常に自分の行動を変え続けることです。
・ほとんどの時間をデザインとその実現のために費やしています。
・短期的な利益を追うのではなく、マーケット全体のことを最終戦に考えよう。

◯ジャクリーン・ノヴォグラッツ(アキュメン・ファンド創業者)
・何を作り出したいのかにフォーカスしましょう。目の前にあるものの長所や可能性、潜在力を見出すのです。
・機能するシステムや、十分な実行力がなければ、アイデアは炎天下の雪のように溶けてなくなってしまいます。

◯ホサイン・ラーマン(Jawbone創業者)
・ある製品、あるいは日常生活を構成する要素を全て書き出して、その中で摩擦が生じているところを発見し、解決策を考えるのです。
・顧客が本当に求めているものに100%集中する
・社員を鼓舞して、失敗を恐れずに挑戦させるようにしなければなりません。創業者の役割で重要なのは、「早く失敗し、船が沈む前に方向を変える」こと
・何に手を出さないか、という決断にも十分な時間を割かなければならない。

◯アデオ・レッシ
(ザ・ファンデッド創業者)
・まずはいくつものアイデアを出して、それを検証して絞り込み、最後にベストなアイデアを1つだけ残しましょう。
・他人に対して「いい人」でいたり、人当たりをよく接したり、丁寧であったりすることの利点を感じません。それは完全に時間の無駄です。
・1つの問題を解決するには、あなたの全てをかねないといけないのです。会社を起ちあげてから最初の1,2年間を乗り越えるには、こうした献身的な姿勢から、何か特別なものが生まれなければなりません。

◯リンダ・ロッテンバーグ
(エンデヴァー・グローバル創業者)
・誰からも「頭おかしいのではないか」と言われることが無かったら、それはまだ大胆な考え方ができていない証拠です。(中略)誰にも相手にされなかったとしても、「自分こそ次のスティーブ・ジョブズになるんだ」と考えなければなりません。

◯ケビン・ライアン
(ギルトグループCEO)
・誰よりも早く取り組む、それが実行の極意です。素早い実行ができるかどうかが、アイデアを選択する際の重要な基準にもなります。
・最も成長が期待できる分野に取り組みましょう。

◯ジェフ・スチュアート
(ミメオ創業者)
・無数のアイデアやイノベーションが組み合わさって、顧客に対する価値を実現しています。
・成功する企業は、市場の一部だけを選んで、それにフォーカスするものです。そうしたフォーカスから外れたチャンスに関与してはいけません。何に「ノー」と言うかを明確にし、選んだ市場セグメントに集中しましょう。
・技術は会社を継続させ、成功させる上で極めて重要な存在なのです。

◯ジェイ・ウォーカー
(プライスライン創業者)
・自分がターゲットとしていない人とも会話するようにしましょう。本当の発見が得られることが多いはずです。
・(スティーブ・ジョブズが成功を収めた理由は)問題に関する明確なビジョンを持っていたからです。
・「私が何者かを決めるのはミスではない。いつでも位置から再出発することができる。次はもっとわかっているだろう。」と言いましょう。勝者とは途中で諦めなかった人々です。

やっと終わりました。「勝者とは途中で諦めなかった人々です。
という言葉で締まりましたね。
実際に印象に残った部分をこうしてまとめておくと自分が見返す時に便利ですね。
今後も気になっった書籍があったら、こちらでまとめていきたいと思います。

2014年9月4日木曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その4

さて、過去3階にわたって更新してきた
「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」に関して、
印象に残った部分を更新していく投稿ですが、そろそろ最後にしたいと思います。

◯ジェフリー・ホランダー(セブンスジェネレーション創業者)
・(採用に関して)社員を人間として育てることが大切
・(採用に関して)熱意があり、チームプレイが出来る人物を見つけるようにしましょう。
・あなたが情熱を傾けることができ、かつ得意とするような領域で自分の役割を見つけるようにしましょう。

◯ベン・ホロヴィッツ(オプスウェア創業者)
・会社を起ち上げる唯一の理由は、そうせずにはいられないという、理不尽な欲求を感じるから。
・顧客のために何を改善するかー彼らのどんな行動を変えようとしているのかという点です。次にその目標を達成する製品をどうやって作るのかを考えます。中心にあるのは製品なのです。
・今市場にあるものより10倍は優れていない限り、新しいものを受け入れようとはしません。
・CEOは自分の時間の大半を割いて、自社のビジネスの理解に努めなければなりません。
・良い企業は、大規模で堅調な市場に参入し、そこで成功する製品を展開します。失敗する企業は、そのどちかかか、あるいは両方が欠けているのです。
・(マーク・ザッカーバーグは)製品に関して大きな決断を下す勇気がある。会社を売却しないという勇気、手っ取り早くマネタイズしないという勇気があり、製品に対して大胆な変更を加えることができます。

◯トニー・シェイ(ザッポスCEO)
・変化を歓迎し、促進する
・たとえ1セントも手に出来なかったとしても、10年は続けられるものでなければなりません。
・特定のビジネスモデルに固執してはいけません。特に新しい業界に参入する場合はそうです。

◯サイラス・マスミ(ゾックドック創業者)
・顧客が抱える最大の悩みを解決しなければならない
・(失敗した理由)自分帯の製品が本当にエンドユーザーの望むものなのかどうか、確認することを怠っていたのです。

◯ジム・マッキャン(1-800 フラワーズ・ドットコム)
・資金の足りたいスタートアップを経営することは、心身共に消耗するものです。それを避けるためには、必要な資金を外から調達するしかありません。
・「卒業生」のネットワークが広がることは会社にとってプラスであると理解しています。
・「成功」とは何かを考えるということは、将来像を描くことに他なりません。

なんと、思ったよりもボリュームがあるので、終わりませんでした。
次回の更新で「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」の投稿を最後にしたいと思います。

2014年8月16日土曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その3

前回の更新から間が空いてしまいましたが、
前回から引続き「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」に関して、
印象に残った部分を更新していきたいと思います。

◯マイケル&エレン・ディアマン(スキップポップ創業者)
・既存製品の性能や品質より2倍は優れた製品であるべきでしょう
・(価格の決定に関して)製品の買い手と価格から出発し、そこから逆算して考えましょう。
・友人や家族に参加してもらうことに引け目を感じるのなら、本当は自分のビジネスに自信がない、という意味なのです。
・起業家として市場に参入したのなら、それは革新的な製品やサービスの開発を目指していることに他なりません。市場には満たされないニーズがあり、それを埋めるのがあなたなのです。

◯クリス・ディクソン(サイトアドバイザー創業者)
・「創業者と市場の一致」とは、創業者が自分の参入した市場に関する深い知識を持っていて、さらに彼らが「自社の製品、ビジネス、そして究極的には会社全体を体現するような存在になっている」状態のことを指す。

◯ケビン・エフルシー(アイアンプラネット創業者)
・「ユーザーに優れた体験を届けたい」という熱意や、心に抱いたミッションに沿って、最終的な結論を下さなければならないのです。
・今の世界に安住してはいられないのです。常に次へ、次へと移動していきましょう。
・(市場開発に関して)成功する企業は、市場を想像するか破壊するかのどちらかです。中間はありません。

◯カテリーナ・フェイク(フリッカー創業者)
・「失敗」という言葉の定義を変えなければなりません。失敗とは、「何も挑戦しなかったこと」と捉えるのです。
・人々が毎日使いたくなる製品・サービスをつくる
・重要なポイントは2つ。「正しい人々を集めること」と「正しい問題に取り組むこと」
・失敗とは取り組むべき問題を発見する過程の一部です。

◯スコット・ハリソン(チャリティ・ウォーター創業者)
・自分の目標を、力強く明確な言葉で表現できなかったら、パートナーや投資家、そして顧客と長期的な関係を築くことはできないでしょう。

◯リード・ホフマン(Linkedin創業者)
・最良のタイミングとは、他人よりもほんの少し先を行くことです。
・まずは最大の問題を解決することに専念し、終わったら残りの問題の重要性を判断しましょう。
・将来の機会を狭めるような行動に掛けることです。

以上です。残り1/3ですが、引続き更新していきたいと思います。

2014年7月27日日曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その2

前回のブログに引続き、「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」という書籍を
読み返して、印象に残った部分をまとめていきたいと思います。

◯マーク・チェネデラ(ラダーズ創業者)
・市場にあるどんあ存在よりも、10倍は優れているとかんじられるようなアイデアです。しかも他の誰も手がけていないものでなければなりません。
・成功できたのは途中でやめなかったからだ
・参入するのに何年もかかるような、大きな参入障壁のあるビジネスを見つけましょう

◯ロビン・チェイス(ジップカー創業者)
・閉じられた市場でたった1つの木手kだけに使われると考えられている製品やサービスを見つけ出し、それを活用する別の方法を見つけることです。
・何かを小さな単位に分割して、その単位ごとにウルということが初めて可能になりました。

◯ジェフ・ダチス(レイザーフィッシュ創業者)
・従来の延長正常にない問題を解決する際には、知識の掛けあわせが必要です。考えを飛躍させる方法と、それに基づいてビジネスを創りだす方法を学びましょう。
・つらい経験を乗り越えるために必要なのは、自らの野心、集中力、才能であり、さらに専門知識が成功を後押しするのです。

まだまだ続きます・・・

2014年7月21日月曜日

「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」を読みなおしてまとめてみた - その1

以前のブログで、「『世界』を変えろ!急成長するスタートアップの秘訣」という書籍を
読んだ感想を書いたのですが、3連休だったので本を読み返して、
心に留めておきたい内容を記載しておこうと思います。
あまりメジャーではないですが、スタートアップの成功者のビジョンや
成功体験・失敗体験がまとまっていて、非常に価値がある1冊だと思います。


◯イントロダクション
・優れた起業家は、市場のタイミングを計る才能を持つ。
・選択肢が多いほうがチャンスも大きいと思うかもしれないが、実際にはその逆である。あまりに多くのオプションがあると、市場で成功するために必要な注意力や集中力、資源、自制心が薄まってしまう。
・痛みを根本から取り除く「痛み止め」をつくることだ。顧客が一度使い始めたら、二度と止めることのないような製品やサービス、つまり必需品をつくろう。
・本当の意味でのリスクなど、実際にほとんど存在しない。
・自分の直感を信じ、顧客の声に意識を集中して、信じる道を前へと進もう。
・「自分だけが生み出せる未来を、現実にしたい」という欲望を持ち続けること。これこそがスタートアップという経験の中で生き残るために最も重要な点の1つである。

◯チャールズ・ベスト(ドナーチューズ創業者)
・少なくとも6年間は没頭できる、そんなふうに感じられる目標を設定する必要があります。

◯ロドニー・ブルックス(アイロボット創業者)
・単に顧客の後を追うのではなく、自分が得意なものと、価値を実現するものをマッチさせる必要があります。
・金銭的な評価以上に、何を実現するかを気にすべきです。

◯ジェフ・バスギャング(オープンマーケット創業者)
・創業者が顧客から話を聞き、どんな悩みを抱えているのかを把握するのです。
・即座に目に見える形でのメリットをもたらす必要がります。

まだまだ残りがあるのですが、続きは後ほど書いていきます。

2014年7月19日土曜日

今後5年間に起きると思われる変化を考えてみた

大きな事業をやるにあたって、
将来に実現される世の中を予測した上で、
そこで必要とされるものを考えるというのは一つの手段ではないでしょうか。

自分なりの5年というスパンで予測される世の中の変化を考えてみました。
逆に5年前の2009年を振り返って5年という単位でどれくらい世の中が変わるのか
というのが一つの基準になっています。

2009年といえば自分が社会人1年目になった年で
初めてのスマホでiPhone3GSを購入した年です。
僕は割りとアーリーアダプターの方だと思いますので、
スマホがそれほど普及していなかったということですね。

1週間くらい考えた中で5年というスパンにおいては、
下記の変化が考えられるのではないでしょうか。

  • ウェアラブルデバイスの普及
  • 少子高齢化・日本の労働人口の減少
  • 個人間取引の増加
  • 訪日外国人、海外渡航日本人の増加
  • 女性の社会進出、収入の増加
  • 地方衰退、都市への集中
  • 人工知能、ロボットの実用化
  • 宇宙開発
  • 東南アジア、中国の経済発展
それぞれに関して以下で簡単な考察をしていきたいと思います。


  • ウェアラブルデバイスの普及
これはスマホの5年の変化を見ても、可能性が高いのではないかと思います。
おそらく今年中にはアーリーアダプターと言われる人の多くが
Google GlassやAndroid wear、iWatch(未発表)などを所有するようになり、
5年後には多くの人が何かしらのウェアラブルデバイスを利用しているでしょう。

  • 少子高齢化・日本の労働人口の減少
これは日本国内においては非常に大きな問題だと思います。
出生率は上がらず、若い人が減っていきます。それによって日本のGDPや競争力は低下していくでしょう。
これを解決するには、先日孫社長が法人向けの発表会で発言していたようなロボットなどの
イノベーションが必要になってくるでしょう。

  • 個人間取引の増加
これはここ5年間で大きく変化があったわけではないかもしれまえんが、
AirBnBやクラウドソーシング、CtoCのフリマアプリなど
デバイスの進化にも伴い、確実に伸びている分野です。
5年後には規模や個人間取引の種類は確実に増えているのではないでしょうか。

  • 訪日外国人、海外渡航日本人の増加
訪日客に関しては、日本政府が2020年を目標に2000万人という明確な数値を置いており、
足元でも昨年初めて1000万人を超えたということで、確実に増えています。
また、海外渡航や海外滞在はLCCの普及などもあり、自分の周りで増えている実感があります。

  • 女性の社会進出、収入の増加
ここ5年間でどれだけの変化があったかはわからないのですが、
肉食女子など女性がより積極的になり、ビジネスの世界でも重要なポジションに就くようになっている流れはあります。
実は、自分たちの身の回りの変化としては、結構影響が大きいのではないでしょうか。
また、それが進むかどうかはクオーター制などの政府の政策の影響も大きい部分です。

  • 地方衰退、都市への集中
これは地方出身の自分としては非常に実感している部分です。
地方からの人口流出(特に若い人)のながれは止まらず、地方の経済は衰退しています。
一つは仕事が見つからないことが大きいのではないでしょうか。

  • 人工知能、ロボットの実用化
先ほどのソフトバンクの法人向け発表会でも孫社長が言っていたようにロボットはまだまだ非常に可能性がありますね。
また、自動運転などの既存の製品が人工知能を搭載されることで、大きな進化をすることが考えられます。
ただ、法律や人間の心理的なハードルもあり、5年間でどれだけ広がるかはなかなか難しいところです。

  • 宇宙開発
調べてみて驚いたのはスペースXの設立は2002年なんですね。
そうすると5年スパンではなく10年くらいのスパンで見るべき分野なのかもしれません。
ただ、ベンチャー企業でも宇宙関連の事業を行っているように、
5年のスパンで見ても可能性がある分野です。

  • 東南アジア、中国の経済発展
5年前は東南アジアや中国で働いている知り合いはいませんでしたが、
今や多くの知人が東南アジアや中国で働いています。
特に自分は2010年から東南アジアの不動産に関連する仕事を新規事業で立ち上げたので、
非常に注目しています。
中国は規制などもあり、ハードルが高い気がしますが、
東南アジアは割とオープンで親日の国も多いので非常に可能性があるのではないでしょうか。

以上です。
ざっとまとめてみましたが、見落としている部分などがあればご指摘ください。
ビジネスチャンス、社会的な影響の大きさ、起きる確率などの軸で
事業としての可能性を考えてみたいと思います。

2014年7月18日金曜日

スマートフォン時代のサービスは即時性が一つの鍵になる(その2)

「即時性」が必要になるサービスを前回のブログから考えているのですが、
今回は事例とともにニーズがありそうな領域を挙げていきたいと思います。

(1)食品の宅配

アメリカ、日本の両方でこの領域はかなり盛り上がっていますね。
僕自身が一番面白いと思ったのはInstacartというサービスです。

これはスーパーの商品がリスト化されていて、
スマホから注文をするとクラウドソーシングで
スーパーの商品を届けてくれるというものです。

(2)マッチング・出会い

マッチングは必ずしも必要が無いように思えますが、
独特のUIが注目されているTinderはUIだけでなく、近くにいる人が候補に出てきて、
マッチングすればすぐにメッセージを交換できるというのが優れている部分なのではないでしょうか。

(3)宿泊先・ホテル

この領域はまだそれほど日本で提供しているサービスはありませんが、
先日GREEが新規事業でTonightというサービスをリリースしましたね。

終電で帰れなくなった時や出張先などで急にホテルを探すというのは確かに
必要になりそうですね。

まだまだ他の領域もありそうですが、
その辺は後ほどまた投稿していきたいと思います。

2014年7月16日水曜日

スマートフォン時代のサービスは即時性が一つの鍵になる(その1)

最近暑い日が続きますね。電車で座るとすぐに眠くなってしまうくらいバテ気味です。

さて、日本国内においてはスマートフォンの普及率もかなり増えてきており、
スマートフォンの増加数もの伸びも鈍化している傾向があります。

ただし、スマートフォンに特化したサービス自体はまだまだ
今後可能性があるのではないでしょうか。
今まではPCのウェブサービスをスマホに最適化するというものが多いようですが、
スマートフォン(モバイル)ファーストで考えることで、
新しいビジネスが生まれてくると思います。

そして、その一つの鍵が「即時性」ではないでしょうか。

スマートフォンの即時性を利用して、ユーザーを拡大させた代表的な例が、
未上場の企業で一番高い評価を得て1.2兆円とも言われているUberです。
Uberについてのご説明はこちらをご覧ください。

Uberはいろいろと優れている部分がありますが、
「即時性」という観点においては、外出先で簡単にハイヤーを呼び出せて、
しかも到着までの時間が分かることです。

では、他の領域で「即時性」が必要になるサービスは何があるのでしょうか?
次回のブログで事例を元に考えていきたいと思います。

2014年7月14日月曜日

口癖が行動にあらわれる

自分であまり意識していなくても口癖というものがありますよね。
ほとから指摘されたり、意識してみて気づいたのですが、
自分の場合は、「難しい」とか「でも」という口癖があるようです。

ポジティブな口癖は良いかもしれませんが、
ネガティブな口癖や聞いている側が不快に思う口癖はやめたほうがいいですよね。

最近読んだ松岡修造さんの話し方に関する書籍にも
口癖を直すことが重要だと書かれていました。

特にネガティブな口癖は自分の気持ち自体もネガティブになり、
それが行動に出てしまったり、
話している相手にネガティブな印象を持たれてしまいますね。

しかし、どうやって直したらいいんでしょうか・・・

とりあえず自分の場合は、
PCのよく目にする場所にその口癖を言わないように書きました。
あとは、「難しい」といいそうになったら「難しくない」、
「でも」といいそうになったら「できる」と言い換えるように意識したいと思います。

普段のちょっとしたことから成果が変わるかもしれないので、
まずは挑戦してみたいと思います!

2014年7月4日金曜日

スタートアップメンバーの物理的な距離の重要性

月日が過ぎるのはあっという間ですね。
前回の更新から1ヶ月以上、空いてしまいました。
やはりワールドカップ期間はいろいろと忙しいですね。
4年に1回となるとスルーできないのが、人間の心理なのでしょうか・・・

さて、本題ですが、今回はスタートアップのチームづくりにおける
物理的な距離の重要性です。

最近はクラウドベースの便利なサービスが増えてきて、
直接顔を合わせなくても、効率よく仕事が行えるような時代になりました。
特にウェブやモバイル関連のスタートアップは
パソコンさえあればリモートでも問題なく仕事ができるのではないでしょうか。

しかし、スタートアップのようなサービスや事業が形になっていない状況において、
できるだけ長い時間、同じ空間で仕事をすることが重要だと認識したので、
その辺りをまとめたいと思います。
確かに、Yコンビネーターにおいても創業者が1つの部屋を借りてオフィス兼住居として
一緒に過ごすことを勧められていますよね。

◯物理的な距離が重要な理由1 タスクの重要性や緊急度がズレにくい

現在ではChatworkやredmineなどのコミュニケーションツール、プロジェクト管理ツールがあります。
これらのツールにより効率的なコミュニケーションやタスク管理はできると思いますが、
緊急、重要なタスクなどを適切に依頼するには難しい部分があるのではと考えています。

対面でコミュニケーションをすることで依頼元の状況から依頼先が
期限などを提案することができ、効率的なチーム運営ができるのではないでしょうか。

物理的な距離が重要な理由2 顔を合わせる時間が長いことで心の距離が近くなる

直接顔を合わせる中と仕事に関係のない他愛もない話をすることが増えますよね。
それによってお互いの考え方や目指している方向性を理解できて、
チームがしんどい時でも心のつながりを保つことができて乗り越えられるのではないでしょうか。

物理的な距離が重要な理由3  新しいことに挑戦できる

物理的な距離が近いと日々のメンバー同士の生活も近くなり、
同じような課題に気づくことが多くなるのではないでしょうか。
スタートアップではメンバー同士が共通の課題意識を元に事業を作っていくことによって、
大手や既存の企業に負けない爆発力を生み出せるのではないでしょうか。

もちろん、視野が狭くなってしまうというデメリットもあるかもしれませんが、
共通の課題意識を持って、それを解決する力というのは非常に大きく、重要だと思います!


ということで僕達も一つ屋根の下で働いています。
チーム一丸となって一緒にサービスを創りたい人はぜひ下記までご連絡ください。
contact@bond-y.com

2014年5月29日木曜日

B2Bスタートアップの成功条件

すこし釣りっぽいタイトルになってしまいましたが、
成功と言ってもいろいろな定義があると思いますので、
今回の成功とは「短期間で業績を拡大すること」と定義しましょう。

ざっと下記のような特徴があるのではないでしょうか。

・商品の利益率、単価、LTVが高いこと
・他社が持っていない技術やリソースがあること
・創業メンバーが業界の出身者

■商品の利益率、単価、LTVが高いこと

事例:SEO(フルスピード、Speeeなど)、ASP(ファンコミュニケーションズ、バリューコマースなど)

コンシューマ向けに比べてB2B事業のビジネスが良いところは、
単価が高いという部分があると思います。

それ以外にも利益率やLTV(顧客生涯価値)が高い事業は
1度顧客を獲得するとある程度の利益が見込めるため、
事業が安定するのではないでしょうか。
こういったB2Bの特徴を活かしている会社が成長しているということですね。

■他社が持っていない技術やリソースがあること

事例:ユーグレナ、Sansan

他社が持っていない技術やリソースがある→高い単価、LTVになる
ということもあるかもしれませんが、
競争が激しいスタートアップにおいて自分たちの強みに集中した事業を行うのが大事ということですね。

事例に上げた2社はどちらかというとニッチな分野を攻めてますね。
(ユーグレナはミドリムシのの研究開発、製造、販売、Sansanは名刺管理サービスです。
また、技術やリソースへの投資が必要なため、
黒字化するのに時間がかかる部分もあるかもしれません。

■創業メンバーが業界の出身者

事例:オーセンス、ライフネット生命保険

このあたりには事例の企業からもわかるように
士業や保険というようなスタートアップが参入しにくいような
業界が多いのではないでしょうか。

このような業界は参入障壁が高く、
スタートアップが進出できず、新陳代謝が進んでいないため、
参入できればチャンスがあるのではないでしょうか。


ざっとまとめてみましたが、「必ずしもB2Bに限った話ではない」
というツッコミは勘弁して下さいw
あくまでもB2B事業の視点という意味でご理解いただければと思います。

2014年5月24日土曜日

IPO事例を元にスタートアップの事業領域に関して考えてみた

いろいろ事情があって、VCの方のお話を聞いたり、
スタートアップに関する情報や記事をいろいろ集めているのですが、
長期的な視点で規模が大きいことをやらなくてはスタートアップとは言えないのではないかと思っています。

そのためにはどんな事業をするか。
いろいろと考えているのですが、
現在、重要だと思っていることをまとめたいと思います。

ニッチ過ぎない市場というのは前提にあって、
大きく意識すべきことが3つあるのではと考えています。

◯継続的に利用する領域の事業
◯単価が高い領域の事業
◯グローバルに展開できる事業

IPOをした企業の具体的な事例を含めて考えていきたいと思います。

◯継続的に利用する領域の事業

事例:ソーシャルゲーム(GREE、Mobage)、ソーシャルメディア(mixi)、EC(ZOZO、オイシックス)

この辺りは多くの企業が思いつくと思います。

ビジネスの面においても、一度ユーザーが利用して継続利用すれば、
そこからお金を獲得するチャンスが高まります。
一回あたりの単価が低くても、継続的に利用してもらえばLTVがあがりますね。

難しいところとしては、
ユーザーの時間が限られているので、他のサービスとの競争が激しく、
何が当たるかわかりづらい部分もあるので、
根気よくユーザーの反応を見ながら事業を続けていくのが必要になるのではないでしょうか。

◯単価が高い領域の事業

事例:不動産メディア(HOME'S)、結婚式メディア(みんなのウエディング)、人材メディア(ジョブセンス)

いわゆるリクルートが提供しているようなマッチングメディアがここに当たるのではないでしょうか。
(SUUMO、ゼクシィ、リクナビなど)
取引による単価が高いということは、その中で価値があるサービスを提供していれば、
ビジネスになりやすいというのはあります。

難しいところとしては、継続しての利用がそれほど多くないので、
(マンションを何回も買ったり、結婚を何度もする人はあまりいない)
新しいユーザーを常に獲得し続ける必要があり、
SEOや資金を投じたプロモーションが重要になってきます。

◯グローバルに展開できる事業

事例:B2Bサービス(ブイキューブ)、アドテク(フリークアウト)、ソーシャルゲーム

日本においては、スタートアップで欧米などの大きな市場に
グローバル展開できている企業はまだ少ない状況なのかもしれません。

ソーシャルゲームはアメリカのアップストアで上位になるなど実績はありますが、
継続して収益を拡大するところまでは至っていない印象です。
ブイキューブやフリークアウトは東南アジアへの展開を進めていますね。

B2Bや広告の部分は海外においても、
習慣が大きく違うということもなく、比較的海外に展開しやすい部分があると思われます。


こんな感じでまとめてみました。
もちろん上記に当てはまらないスタートアップもあると思いますが、
例えば創業メンバーがその分野の専門性が高い場合などが多いのではないでしょうか。

もちろん自分の強みを活かせて、自分が成し遂げたいことが事業を決める上での大前提だと思いますが、
この辺りを意識して、事業を検討するのも必要かと思いました。

2014年5月18日日曜日

ツイッター創業物語の感想

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り 
ニック・ビルトン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)

日経ストアの無料ダウンロードキャンペーンで、ダウンロードして読みました!

Twitterくらいの企業になると、ここまで様々なことが起きるんだなという感じです。
実質トップが3回もクビになり、創業者同士の関係もめちゃくちゃな感じです。
スタートアップっておもしろいですね。ドラマや映画でも十分成り立つ内容です。

この本自体、物語としても非常におもしろく、
文章もドラマチックに描かれているのですが、
スタートアップをやっている自分がこの本から学んだことをまとめたいと思います。

学んだことは以下の3つです。
1.メインプロジェクト(プロダクト)が成功するとは限らない
2.持ち株比率は創業期においてやっぱり大切
3.創業メンバーの裏の顔も知らないと危ない

1.メインプロジェクト(プロダクト)が成功するとは限らない
この物語はTwitterの創業メンバーの一人であるエヴァン・ウィリアムスが
今ブログを書いているサービスでもあるBloggerを立ちあげたところから始まるのですが、
実はメインプロジェクトではなく、社内広報用のサービスだったのです。

さらにTwitterに関しては、共同で設立したOdeoの事業が行き詰まり、
次の一手として打ち出したサービスです。

このことから、会社のメインプロジェクトが
ある程度の成長を見込めるようになるまでサイドプロジェクトも含めて
様々なものに取り組んでみることも良いのではないかと思います。

もちろん、リソースが分散してどのプロジェクトもどっちつかずになるのは
一番良くないのですが、選択肢を持つという意味で、
サイドプロジェクトを自分でこっそりやるとか信頼できる誰かに任せるのはアリかと思いました。

2.持ち株比率は創業期においてやっぱり大切
この話はご存知の人も多いかもしれませんが、
ジャック・ドーシーもエヴァン・ウィリアムスもTwitterの社長の地位をクビになっています。
日本だと上場もしていないスタートアップ企業の社長がクビになるということは
あまり聞かないのですが、これはアメリカと日本での創業メンバーの持ち株比率の
違いが理由かと思われます。

※アメリカの創業者の持ち株比率の低さは下記の記事でもまとめられています。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140513/bsg1405130500003-n1.htm

株主や会社の社員の立場からすると
無能な創業者が社長に居座るよりも優秀な社長に変わることの方がメリットがあるかもしれませんが、
創業者からすると自分が苦労して立ちあげた会社を志半ばでクビになるのは避けたいですね。

3.創業メンバーの裏の顔も知らないと危ない
この話は本の内容のネタバレが含まれているのですが、
Twitterの最初のトップだったノアー・グラスもエヴァン・ウィリアムスも
ジャック・ドーシーの意向によってクビになっています。
(※この本の内容が全て真実なら)

ジャック・ドーシーは元々エヴァン・ウィリアムスに憧れて面接を受けて入社し、
ノアー・グラスと一緒にTwitterのアイデアを思いつきプロジェクトをスタートしたのに、
気づいたら裏切られていたという感じです。

会社をやっていく中で、社員の裏切りなどもあるかとは想いますが、
創業メンバーは社内や投資家への影響力も大きいので、
裏切られると会社が傾いたり、自分の居場所が無くなってしまうリスクがありますね。


こんな感じで気づいたことをまとめてみたのですが、
この本を見る限りジャック・ドーシーは器の小さい、見栄っ張りのように描写されているのですが、
本当はどうなんでしょうね。会ったことも無いのでわかりませんが・・・

スティーブ・ジョブズのように尊敬される人間になれるかどうかは、
彼が創業したSquareが成功するか否かにかかっているのではないでしょうか。
身売りの噂も出ていたので心配です・・・

2014年5月9日金曜日

tumblrのブログと統合します!

ブログを開始してから、こちらのブログとtumblrを両方更新していたのですが、
更新の手間がかかるのと、SEO効果を考えてこちらのブログに統合することにしました。

tumblrは写真などがある場合は、
デザインもシンプルでかっこいいブログになるのかもしれませんが、
あまり写真もアップしない自分はこちらのbloggerが使いやすい感じでした。

あと、tumblrはGoogle Analyticsを入れていたのですが、
アクセスが取れていないのか、元々アクセスが無いかのどちらかわかりませんが、
アクセスがカウントされていなかったので、
更新のモチベーションが湧かなくなってしまいましたw

過去の記事もこちらに移行していきたいと思います。
今後は、グロースハックやSEOに関連する内容以外にも
自分の思ったことや、役に立ちそうな情報を更新していきたいと思います。

がんばってブログ更新しなきゃ!

2014年5月2日金曜日

スタートアップにおける意思決定の重要性

意思決定に関していろいろ考えていたら、TL上でDeNAの南場さんの記事が出てきたので、それも合わせた上で考察してみました。

まず記事に関して、南場さんがおっしゃっている意思決定の重要性は主に下記の内容になっています。詳細は元の記事をご覧ください。
・期日を決めて決定しないと周りに悪影響がある
・早く決断して、それに向けて実行した方が勝てる
・決断は民主主義で行うと組織が萎縮することがある

以前に南場さんのお話を直接伺ったのですが、お話に一貫性があって勉強になります。

前職の経験やスタートアップをやってきた中で、意思決定において重要な事をまとめると下記のような感じになるのではないでしょうか。
・トップは孤独の中で意思決定を行い、それをチームで実行できるように先導しなければいけない。
・スタートアップのチームメンバーは自分で決断して、行動できる人を集めなければならない。
・期日を決めて決断を行い、一度決めたら振り返らずにそれを実行する

自分の肝に命じて、頑張っていきたいと思います。

2014年4月25日金曜日

スタートアップで一番難しいこと

ディスカッションすることで気づくことは非常に多いですね。

スタートアップを経験された方と事業に関して、ディスカッションする機会があり、スタートアップで一番難しいことは何かと聞かれ、

自分は「会社に合う人材の採用」と答えました。

以前の会社では優秀な人事の人が、自分の必要とする人材をアサインしてくれましたが、スタートアップでは人事の人もいないし、会社の実績もありません。

やはり、その中で一緒に働くことの魅力や熱意を伝えていく必要がありますね。

よいチームを作ることができれば、時間がかかっても価値のある事業を行うことができるのではないかと思います。

2014年4月18日金曜日

スタートアップやベンチャー企業でインターンするメリット

昨日、一緒に働いている仲間と話している時に出てきた話題として、大学の時のベンチャー企業でのインターンの話がありました。

始めたキッカケはいろいろですが、ほとんどの人が就活の前からベンチャー企業のインターンやアルバイトを経験していて、非常に良い経験となり、視点が広くなったというのが共通の意見でした。

僕自身も大学1年から起業のことを考えていたので、桃源郷(ECサイト)、Vcube、イトクロという3社でお世話になりました。その分、大学にはあまり行けませんでした(笑)が、今でもその経験や人のつながりは役立っています。

やはり、就活の時になって急に企業について調べたり、どんな仕事がやりたくて、どんな仕事が自分に合ってるかを考えるよりも、企業の中で社会人がどんな働き方をしているか、自分がどんな仕事をしている時にやりがいを感じるかを知ることができるインターンは非常に良い経験になると思います。

特に、大企業での実践的なインターンプログラムは無いので、ベンチャー企業・スタートアップでのインターンは貴重な体験になると思います。もちろん大学生活やアルバイトの経験も重要だとは思いますが、新卒の会社を納得して決めるためにも、企業の中を見ておくというのは非常に有意義です。

ということで、宣伝になりますが事業スピード拡大に伴い、学生のインターンの方を募集していますので、やる気がある方は下記の採用ページかメールでご連絡ください。(contact@bond-y.com)

採用ページ→ https://www.wantedly.com/projects/1139

2014年4月14日月曜日

世界を変えるサービス、スタートアップをどうやって作るか

最近、VCの方にお会いさせていただき、事業に関するご意見をいろいろといただいているのですが、
豊富な経験を元に、確信に迫るご意見をいただき、非常に刺激的です。
いろいろ考えさせられます。

事業ドメインを決めるにあたっていろいろな観点がありますよね。
・素早い成長が可能なのか
・自分がやりたいことなのか
・自分の強みを活かせるか
・より大きなインパクトを与えられるか
・儲かるのか

本来はその全てを満たす事業がベストなのですが、
なかなかそういった事業は少ないのではないでしょうか。

そうなると自分の人生をかけて、やりたいこと何なのかが重要になりますね。
その辺を常に意識して、事業運営を進めていきたいと思います。

2014年4月11日金曜日

GILTの創業ストーリーの本を読んで感じたことまとめ

みなさんもご存じのGILTという高級アパレルを中心としたフラッシュマーケティングのサービスの創業者の人が書いた起業ストーリーの本です。
意外と実践的な内容が多くて、参考になりました。
特に参考になった部分を書き出してみました。
・(競合を上回って成長できた理由に関して、)近年、アイデアは安く、簡単に真似されてしまう。決め手となるのはアイデアを形にする実行力だ。
・共同創業者に対して、少しでもあやしさを感じたら、絶対に一緒に仕事をしてはいけない。(中略)事業を起こすのであれば、よく知っていて尊敬でき、自分の強みをもっと強くし、弱みを補い、全面的に信頼がおける人としか組んではいけない。
・(エンジニアの採用に関して)エンジニアが「この人のために仕事をしたい」と思うようなリーダーシップとカリスマ性を備えたトップがいることが重要だ。(中略)エンジニアが重視するのは、自分が仲間と一緒に素晴らしいものを作り上げていくと信じられて、事業とアイデアのためにベストを尽くそうと考えられる会社で働くことだ。
・失敗から立ち直るためには、潔く失敗を認め、どうすれば取り戻せるかをすばやく説明し、そして行動することだ。
印象に残った内容としては、初期の段階から順調に進んでいるようにみえるスタートアップでもいろいろな問題を抱えている、エンジニアの採用はどこも苦戦している、GILTは企業文化を重んじて採用や事業の進出を進めているといった感じです。
個人的にはGILT JAPANの進出のエピソードで山本モナがセレブとして、サービスを紹介したという部分に時代の流れを感じましたw 僕も今でもGILTを使っていますが、山本モナは最近見ないですね・・・。やはり、よいサービスは時間がたっても新鮮な気持ちで利用できますが、芸能界はなかなかそれが難しいということでしょうか・・・

2014年4月7日月曜日

iPhoneとAndroidを2台持ちして半年たった感想と今後のスマホ

去年の9月に金色の5年使ったガラケーからAndroid(Xperia A)に機種変して半年が経ちました。
いまさらですが、半年iPhoneとAndroidを使ってみて思ったことをまとめつつ、今後のスマートフォンに関して考えてみたいと思います。
現在のスマートデバイスの所持状況はこんな感じです。
・スマートフォン iPhone5、Xperia A
・タブレット iPad Air、Nexus7(2012)
・電子書籍 (Kindle Paperwhiteが欲しい・・・)
Nexus7(2012)はiPad Airを購入するまでは使ってましたが、今は殆ど使ってません。
Nexus7はスペックや画面サイズの問題もあり、非常に中途半端な感じです。その点、iPad Airは画面サイズとモビリティで非常に使い勝手が良いので完全にリプレイスされてしまいました。
そういう意味ではタブレットは比較しづらいので今回はスマートフォンに絞って比較したいと思います。
まずは現状の使い方に関して、
■iPhone
・Line、FBメッセージなどのコミュニケーションツール
・カメラ
・天気予報や乗り換えなどの日常アプリ
・たまに使うアプリ全般
■Android
・Gmail、カレンダー、Googleマップ
・おサイフ携帯
・仕事系アプリ(Evernote、box、タスク管理など)
と言った感じです。
半年経つとかなり使い分けられるようになりましたw
そして使ってみて感じたそれぞれのメリット・デメリットはこんな感じ
■iPhoneのメリット
・Mac、iPadとの連携(リマインダー、メモ帳、safari)
・アプリのUIが優れている
・使い慣れている
■iPhoneのデメリット
・バッテリーが残っているのに電源が落ちることが多発(自分だけ?)
・おサイフ携帯が使えない
■Androidのメリット
・Google系のサービスが使いやすい(Google Nowとの連携も含めて)
・バッテリーが安定している
・おサイフ携帯が使える
■Androidのメリット
・アプリや設定のユーザビリティが低い時がある
・Docomoのプリインストールアプリがうざい
と言った感じです。
いろいろ書きましたが、結論としては今のところどっちつかずで2台持ちを満喫していますが、どちらかを選べと言われたらAndroidでも良いかなと。
iPhoneは3GSから使っていて使い慣れてはいますが、バッテリーの問題とおサイフ携帯が使えないことが大きなデメリットと言った感じ。
Androidは使いにくかったりUIのおしゃれさが無かったりしますが、Googleのサービスを多用している自分としては、結構スムーズに使いはじめることができました。
そして、今後のスマートフォンの動向に関してですが、
Androidの拡大は間違いないですね。そして日本でも長期的にはAndroidが増えるのではと思っています。
理由としては、今後スマートフォンを新しく持つようになる人達はiPodなどのApple製品には親しみはなく、どちらかというとコスパでスマートフォンを選ぶ。特に先進国以外はその傾向が顕著ですね。
そして、もう一つ注目しているのがFirefox OSです25ドルという価格で購入できて、HTML5でアプリが作れてしまうという部分に可能性を感じますね。
スマートフォン自体は汎用的なものになったとはいえ、
今後、世界中の人とつながる電子端末を持つというのは今まで無かったことなので、スマートフォンの動向をウォッチする価値は十分あると思います。

2014年4月4日金曜日

Google Analyticsのユニバーサル アナリティクス正式版リリース

4月3日にユニバーサル アナリティクスの正式版がリリースされました。
公式のリリース内容に関しては、Google Analyticsの公式ブログをご覧ください。

私は昨年からユニバーサル アナリティクスを利用していたのですが、
「ユーザーの分布」のレポート機能が使えないのが不満の一つでした。

ただ、今回の正式版リリースにより、
トラッキングコードに下記を1行追加するだけで
「ユーザーの分布」レポートで、来訪者の年齢や性別の情報が取得できます。

ga('require', 'displayfeatures');

このユーザーの分布とコンバージョンのデータを活用することで、
自分たちのサービスのペルソナ設定や
今後のサービス強化をする上での方針に役立てることができますね。

早い段階からGoogle Analyticsを活用して、
データを収集し、分析を続けることによって
サービスのグロースを実現できるのではないでしょうか。

2014年3月14日金曜日

Amazon ジェフ・ベゾスの本を読んで

2回続けて本に関する内容になりましたね。
話題になっていたこの本をiPad AirのKindleでやっと読み終わりました。ジェフ・ベゾスの生い立ちからAmazonの成長の軌跡が詳しく書かれていて、まあまあおもしろかった(☆4つ/5段階)。
少し前にイーロン・マスクに関する本を読んだのですが、その本に比べてしっかりと取材をされていて、Amazonの現役から元写真、取引先まで関連する多くの人からエピソードを集めており、ジェフ・ベゾスに対して中立的なポジションで書かれていた。ただ、多少Amazonに対しては肯定的な意見に寄っていた気がします。
内容に関しては、Amazonやジェフ・ベゾスに興味がある人は、ぜひ読んでもらって確認したいのですが、僕がこの本から学んだことを3つ書き出しておきます。
 1.アイデアよりも継続して挑戦することが大事、多くの失敗もしている
Amazonといえばインターネット書店から始まりクラウドサービスのAWSや電子書籍のKindleなど数々の成功を収めていますが、その裏にはA9という検索エンジンプロジェクトの失敗や数々のM&Aの失敗をしています。
人々の記憶には失敗したことの記憶はそれほど残らず、成功部分の記憶が残りますが、ジェフ・ベゾスは数々の挑戦を行いながら、成功確率を高めて成功するものを増やしてきたということがよく理解出来ます。
2.マネジメントする上でキャラクターを演じるということも必要
すごくマジメで優しそうなイメージがあったジェフ・ベゾスですが、実際は急に高笑いをしたり、相手に無理な要求を押し付けるなど、かなりの変態であるということでした。
ジェフ・ベゾスくらい頭のいい人間になると、仕事上の理由で上記のようなキャラを演じているのかもしれませんね。自分もキャラを演じることで仕事をうまく進められる部分もあるのではと思いました。
3.顧客志向を徹底させることの重要性
どんなビジネスをやる上でも顧客があって、その顧客からお金をいただくことで成り立っているというのは常識ですが、顧客のことを常に第一優先で事業を行うというのは非常に難しいことですね。
しかし、Amazonではジェフ・ベゾスが常に顧客志向に関する発言をしておおり、社内では顧客志向を推奨する仕組みが整えられています。自分自身も顧客志向とは何かを考えて、それを徹底すべきだと考えました。

2014年3月7日金曜日

アルゴリズムはどこまで人間の生活を変えるのか・・・

image
1ヶ月ほど前ですが、「アルゴリズムが世界を支配する」といいう本を読みました。キッカケはSONYのReader Storeで無料で1000円まで購入できたので、オススメしてたこの本を購入しました。
iPad AirのReaderアプリで読もうと思ったのですが、なんと書籍は対応してませんでした。仕方なくXperia Aのスマホの画面でコツコツ読みました。
あまり期待をせずに読んだのですが、かなり興味深い内容で刺激的でした。内容としては、コンピュータが人間の生活に関わっていて、今後、人工知能の発達によりどのように世界を変えていくかというものです。
詳しい内容はKindleでも購入できるので、実際に呼んでいただきたいのですが、自分が印象に残ったこととその考察を書いていきます。
・金融の世界からアルゴリズムが発展した
インターネットは軍事技術から生まれたという話は有名ですが、コンピュータアルゴリズムが発展したのは、金融業界での裁定取引(アービトラージ)が要因と言っています。そして、それは1960年代半ばから始まり、現在では株取引の7割がコンピュータによる自動売買と言われています。
今や株や為替のような数字の世界はコンピュータに支配されていると言っても過言では無いですね。そして、金融の世界から発展したそのアルゴリズムは医療や教育などのより私達の生活な身近な分野にも浸透してきています。
・優秀なエンジニアは金融危機によりテクノロジー企業に就職するようになった。
この事実は本書を読むまで、まったく気づきませんでした。2008年のアメリカの金融危機によって、投資銀行から解雇されたエンジニアや今まで高い給料を求めて金融系の企業に就職していた学生がシリコンバレーのテクノロジー企業に流れたそうです。加えてFacebookの創業者であるMark Zuckerbergのような成功者の存在もあると言われています。
優秀なエンジニアが集まったことによって、多くの優れたサービスがシリコンバレーで生まれることにつながったということです。
このことから日本においてもスタートアップの創業者や優秀なエンジニアに対して、しっかりとリターンがあるような仕組みにすることで、優れたサービスが生まれることにつながるのではないでしょうか。特にエンジニア(プログラマ)の地位を高めることの優先順位が高いのではと思っています。
・未来は人工知能(AI)の時代
これも自動運転車などで最近話題を集めている技術ですが、この本の中では近いうちに医者や薬剤師、弁護士などの仕事をコンピュータが奪っていくのではと言っています。確かにミスをすることがなく、記憶も無限大で、自ら学習を行うコンピュータに任せたほうが効率がよい仕事はたくさんありそうですね。
そうなると今後必要とされる仕事やスキルは何になるのでしょうか?一番わかり易いのは、そのソフトウェアを作るプログラマではないでしょうか。その場合に重要になるのは子供の時からプログラミングに触れる機会だと思います。言語の一つとしてプログラミング言語に早い段階から触れているというのが非常に重要になると思われます。

2014年3月2日日曜日

エリア関連ワードのSEOは特集ページと検索結果ページのどっちが評価されやすいのか

SEOにおけるロングテールワードといえばエリア掛けあわせワードですね。
エリア掛けあわせワードを対策するにあたって、
「特集ページ」と「検索結果ページ」のどちらが上位表示しやすいのかというのは非常に難しいところです。

ちなみに「特集ページ」と「検索結果ページ」はCHINTAI(http://www.chintai.net/)を例にすると
下記のようなものです。
・「特集ページ」(オリジナルコンテンツを含み、独自に作成されたページ)
ページタイトル 渋谷区の賃貸マンション・アパート:賃貸情報CHINTAI【東京】
URL http://www.chintai.net/tokyo/area/13113/

・「検索結果ページ」(検索結果が並んでいて、動的に表示されるページ)
ページタイトル 東京都渋谷区の賃貸・部屋探し情報:賃貸物件サイト「CHINTAI」
URL http://www.chintai.net/tokyo/search/lst_ct_13113/

その時によってGoogleの評価は変わるのですが、
現在における傾向を代表的なキーワードで調べてみましょう。

◯「渋谷 賃貸」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」2個 (CHINTAI、三井の賃貸)
「検索結果ページ」6個(HOME'S、SUUMO、door賃貸、アットホーム×2、いい部屋ネット)

◯「渋谷 焼き肉」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」2個(Retty、NAVERまとめ)
「検索結果ページ」5個(食べログ×2、ぐるなび×2、ホットペッパー)

◯「渋谷 美容室」における上位10サイトの傾向
「特集ページ」0個
「検索結果ページ」4個(ホットペッパービューティー×2、クーポンランド、ビューティーナビ)

ざっとこんな感じでした。

これだけを見ると検索結果ページが評価されているようと考えられますが、
特集ページと検索結果ページの両方が10位以内に入っているサイトはあまり無いことから、
特集ページが上位に表示されていない要因としては、
特集ページを作っていないサイトが多いということも考えられます。

特に美容室関連のワードでは特集ページでの上位表示は少なく、
美容ポータルサイトは地域に関連する特集ページを作っていないサイトが多いようです。

より詳細な調査をするためにはキーワード数を増やし、
100位以内の順位まで取得して比較する必要がありますね。

今回の疑問の回答になっているかわかりませんが、
SEO対策という観点においては、検索結果ページのSEO対策だけでなく、
特集ページも対策を行うことで、漏れのない対策になるのではないでしょうか。

詳細な調査をされている方がいたら、情報を頂きたいです(^_^;)

2014年2月12日水曜日

Google AnalyticsでAdwords以外の費用(コスト)データを集計して管理する方法

自社サービスのリリースの関連でブログの更新が空いてしまいました。
ブログの更新は今年の目標なので、がんばります。

さて、今回は「Google Analytics上で費用データを集計する方法」に関してです。
グロースハックを行うにあたって、費用対効果の計測というのは非常に重要ですよね。
「どの施策が長期的に費用対効果が高い事業成長に貢献するのか」というのを見つけるのは非常に重要です。

Google Adwordsに関しては、自社のサービスなので、
費用に関する連携ができるようになっていますが、
その他のデータに関しては、Google Analyticsのタグを入れただけれは取得することができません。

そんな時に利用されるのが、以前のブログでも掲載したGoogle AnalyticsのAPIです。
Googleが公式に提供しているドキュメント(英語)があるので、
それを元に説明していきます。
https://developers.google.com/analytics/solutions/articles/cost-data-import?hl=ja

では、具体的な利用方法を下記に記載します。
手順としては
1.キャンペーンURLの作成
2.CSVファイルの作成
3.Webインターフェースを使ってカスタムデータを作成
4.管理APIを使って費用データをアップロード
5.コアレポーティングAPIかウェブインターフェースでAnalyticsと連携

1.キャンペーンURLの作成


キャンペーンURLは下記で作成できます。
https://support.google.com/analytics/answer/1033867?hl=ja

URL例: http://www.examplepetstore.com?utm_campaign=Summer%2BSale&utm_source=ad%2Bnetwork&utm_medium=cpc&utm_term=dogbone

各パラメーターは
utm_campaign→キャンペーン名(例:夏セール)
utm_source→キャンペーンの参照元(例:facebook)
utm_medium→キャンペーンのメディア(例:CPC)
utm_term→キャンペーンのキーワード(例:お中元)

2.CSVファイルの作成


上記のキャプチャのようにGoogle Analyticsの形式に合わせた項目に沿って
CSVファイルを作成します。
各項目に関しては、下記のURLに詳細が記載してあります。
(例:ga:source→キャンペーンnga:medium→メディアなど・・・)
https://developers.google.com/analytics/devguides/platform/cost-data-import?hl=ja#format

3.Webインターフェースを使ってカスタムデータを作成

Analyticsにおいてカスタムデータの設定を行います。
右上のアナリティクス設定

カスタム定義のカスタム データ ソース(ベータ版)

新しいカスタム データ ソース

下記のように項目を入力して「保存」

一覧に表示されているAPI キーをコピー

4.管理APIを使って費用データをアップロード
ここから少し開発がからみます。
Googleのドキュメントでは、Pythonをで先ほどのCSVデータをGoogle AnalyticsのAPIに連携させる事例が出ています。
media = MediaFileUpload(
    'adnetwork_summersale_2012-09-12.csv', # 先ほど作成したCSVファイルを指定
    mimetype='application/octet-stream',
    resumable=False)
analytics_service.management().dailyUploads().upload (
    accountId='1234'  # Google AnalyticsのアカウントID
    webPropertyId='UA-1234-1',  # プロパティのトラッキング ID
    customDataSourceId='xtoxp3J12xq83872xxYNhijw',  # 「3.」で作成したカスタムデータソース

    date='2012-09-12',  # 日付
    appendNumber=1,  #アップロードの番号
    reset=false,  #既存のデータを削除するかどうかの有無
    type='cost',  # データのタイプ
    media_body=media).execute()
5.コアレポーティングAPIかウェブインターフェースでAnalyticsと連携
アップロードしたデータは出力することもできます。 Pythonを利用してアップロードする場合の例は下記のような感じです。
analytics_service.data().ga().get(
    ids='ga:1234',#ビュー ID (おそらく数字8桁)
    start_date='2012-09-12', #データを取得する開始の日付
    end_date='2012-09-12', #データを取得する最後の日付
    metrics='ga:impressions,ga:adClicks,ga:adCost', #データを取得したい項目
    dimensions='ga:source,ga:medium,ga:campaign').execute()
コストデータの連携がメインなので、まだまだ拡張性が低い気がしますが、 今後より多くのデータを取り込むことができるようになるんですかね。 ただ、Analyticsは項目が多すぎるので、予実管理はしにくい部分もあるのではないでしょうか・・・

2014年2月7日金曜日

次に爆発的に成長するウェブサービスを過去の流れから考えてみる

インターネットが生まれてから20年という記事が先日の日経ビジネスの記事の中で掲載されていましたが、過去の流れを元に今後のウェブサービスに関して考えてみました。
まず過去20年の大きな流れで言うと下記のように大きく区切られるのではないでしょうか。

94年〜00年 ポータル、検索の時代(Yahoo,Google創業)
01年〜06年 ソーシャルメディアの時代(Facebook、Twitter創業)
07年〜13年 コミュニケーションツールの時代(Line、Snapchat、WhatsApp創業)

かなりざっくりですが、世界で利用されているウェブサービスとしては、
こんな感じに区切られるのではないでしょうか。

では、2014年〜はどんなサービスが世界に広がっていくのか。
現在注目されている領域としては下記が挙げられます。
・決済、金融サービス(ビットコイン、Squareなど)
・Internet of Things[IoT](Nestなど)
・ウェアラブル関連(FitBitなど)
個人的には決済やIoTは国ごとの規制や資本などの問題があり、
日本のスタートアップが取り組むには難易度が高いと思っています。
ウェアラブル関連に関しては、ハードありきという部分もあるかもしれませんが、
ヘルスケアなどの人間が必ず必要として来る部分に絡んでいるため、チャンスがあるのではと考えています。

この辺り、また時間をとって深く考えてみたいと思います。
とりあえず、ふと思ったことをまとめてみました。

2014年2月3日月曜日

最近話題のB2Bスタートアップ調査(海外版)

ソーシャルメディアなどのC向けサービスは自分が利用する機会もあり、わかりやすいのですが、B2B向けサービスは業務の中で使う機会が無い限りはなかなか知る機会がありませんね。
ただ、各メディアにおいて、B2Bスタートアップの話題を聞く機会が最近多かった気がするので、注目を集めている企業を厳選して調べてみました。
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最近話題の企業向けファイル共有サービスを提供している会社で、200,000社以上の企業が利用しておりP&Gやレッドブルなどのグローバル企業が顧客となっているようです。
iOSアプリの最新版をダウンロードすれば無料ストレージ50GBということで最近使い始めました。まだ利用してそれほど期間が立っていないですが、非常にユーザビリティが高く、ストレス無く利用できるイメージです。
最近の日経新聞でも取り上げられていましたが、伊藤忠テクノソリューションズや三井物産などの企業から合わせて1億ドルという金額を調達しています。2005年からサービスが運営されており、結構歴史が長いサービスなんですね。
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zendeskはクラウドベースのヘルプデスク管理ソフトです。変わったキャラクターですね・・・。
2007年にデンマークで創業し、現在では3万社以上のお客様がいて、360名の従業員いるそうです。顧客としては前述のboxやevernoteなどのIT企業からディズニーといったような大企業まで幅広いです。
CEOのミッケル・スヴェーン氏が日本で講演を行った記事のなかで、
「最初の顧客はアイルランドの通信会社で、2社目はテキサスのコンビニチェーンだったそうです。最初から営業スタッフを雇って訪問するやり方は考えておらず、グローバルに展開しようと考えていました。」
と発言をしていますが、このあたりはB2Bのクラウドサービスは世界展開を前提としてサービスを行っていくことが必要だということを実感しますね。
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先日VMWareが買収を発表したモバイルセキュリティの会社です。
2003年に設立され、現在は米国アトランタに拠点を置き、6000社以上が利用しているそうです。スマートフォンなどのモバイルデバイス、アプリケーションのセキュリティサービスを提供しています。
VMWareは15億ドルほどで買収を行っていますが、2013年の時点で、シリーズAで2億2500万ドルを調達しており、評価額は10億ドル程になっていました。

まずは、海外企業をまとめましたが、次回は国内の企業を調べてみます。
3社とも00年の半ばに会社が設立されており、着実に顧客を増やし、企業価値を上げてきた企業であり、最近になって資金調達やM&Aで話題になったというところが共通していますね。
B2Bは競合との競争はありますが、世の中の流れやネットワーク外部性などの影響を受けにくく、着実に良いサービスを提供していれば、より多くの顧客を獲得し、長期的な視点で世界に影響を与えられるという良さがあるのではないでしょうか。